ii-ie.com「いい家」をつくる会

「いい家」をつくる会
コラム

201351921時32分

「売れるものがいいものだ」は、正しいのだろうか!

大和ハウスの売上高が2013年3月期決算で2兆円を突破し、営業利益が1280億円と創業以来最高を記録した。

いまや「売れるものがいいものだ」というトークが説得力を発揮し、消費増税前の駆け込み需要も加わり、大手ハウスメーカーはどこも増収増益で笑いが止まらないようだ。

こうした状況下でも、「住み心地の良い家」を求めるお客様は確実にいらっしゃる。

今日の横浜勉強会も、6日の東京に続いて満席だった。出席された方々の心には、「住宅展示場には、とかくいい家はない。あるのは『いい家』と錯覚させる様々な仕掛けと、巧みな営業トークである」という私の言葉に対する共感がある。


一昨日契約された町田市のIさんの奥さんが言われた。

「定年退職する主人に、私が長年我慢してきた寒くて暑い家に住んでもらうのは申し訳なくて、いろいろと住宅展示場を見歩いてきました。しかし、これなら建てたいと思う家がなくて困っていた時に本に出合って、家づくりの真実に目覚めさせられたのです。

本当に、住宅展示場には『いい家』はありませんでした」。


だが、「いい家」と錯覚する人は後を絶たないどころか増える一方のようだ。錯覚させる側は、右手では「環境配慮型住宅」を売って儲け、左手では「3.11」の被害者のための仮設住宅でも儲ける。その仮設住宅では、床が傾き天井がはがれ、雨漏れが起きて住人が悲鳴を上げている。断熱材も入れない欠陥仕様にして、マスコミに取り上げられるとあわてて断熱工事をする。

莫大な利益の中には、その仕事の分も積み上げられているという。

憤りを覚えるのは、私だけだろうか。

松井 修三

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