ii-ie.com「いい家」をつくる会

「いい家」をつくる会
コラム

201371022時35分

「におい」の悩み

読売新聞の6月29日「人生案内」に、夫婦二人暮らしをしている妻が、定年退職した60代の夫の加齢臭の悩みについて相談を寄せていた。このところのように、高温多湿な日が続くと、奥さんの悩みは深刻さを増していることだろう。


回答者は精神科医の野村総一郎さんである。

「むむっ。加齢臭問題・・・。これは近頃何かと話題を集めていますよね。社会問題というと大げさですけれど、中高年男性の最大関心事の一つかも」という書き出しだ。

野村さんは、「もともと優しいご主人が(臭いと指摘されると)キレるなんてよほどのこと。これはプライドを傷つけられるためではないでしょうか?

「くさい」「くさい」としょっちゅう言われたのでは、やはり傷つく。男はこういうことにナイーブなのです」と、ご主人の心の内を奥さんにわからせつつも、これだという解決策は提示できなかった。


私の女房もこの相談者と同様に、枕カバーを取り換えに部屋に入ってくるとよく「くさい」と言っていた。それが、換気経路が逆転した「センターダクト換気」にしてからは、まったく言わなくなった。

「最近、においが気にならなくなったわね。若返ったのかしら?」

このセリフには吹き出してしまった。


実は、女房の寝室には、以前は愛犬ななのにおいがあった。

「臭い」と指摘すると、彼女は「臭くない」と言い張っていた。明らかに、ななへの愛情がにおいを鈍感にさせていたのだ。

においの専門家に言わせると「臭気が存在してもその人が不快感や嫌悪感を覚えなければ悪臭にならない」のだそうだ。

いや待てよ。であるとすると、私の部屋で彼女が「におい」を嫌がっていたのは、私への愛が薄らいでいた証ではなかったのだろうか?


いずれにせよ、「におい」の悩みは、涼温換気(センターダクト換気)で薄らぐことだけは確かである。

松井 修三

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