「いい家」をつくる会 会員コラム

2012年4月21日17時52分

鹿児島初 SA‐SHEの家 体感生活記録

鹿児島初の「新換気SA‐SHEの家」について、住んでまもなく1年が過ぎようとしているNさんがブログを書かれている。
http://blog.goo.ne.jp/kagoshima-sa-she/m/201204

Nさん一家は、3月末に再度、寿工務店の宿泊体感ハウスに泊まられたそうだ。
建てた後で、住み心地を比較するというアイディアがおもしろい。

<3月末に体感ハウスに宿泊しました。
体感ハウスのすばらしさに寿工務店での新築を決めたころを思い出しました。
さて,今回,我が家を新築し住み心地を味わった中での体感ハウスは,どう感じるのかを確かめてみたいと思いました。

結論から言うと,「我が家の方が快適」ということです。

理由1 体感ハウスはかなり広い間取りで,場合によっては使いにくい部分があること。これは,もちろんどんなお客様にも対応できることを想定しての間取りだからだと思います。例えば,キッチンの間取り。毎日使う分には,一歩分狭い作りの方が手が届く。
理由2 広いゆえに,ユニデールの放熱は全開状態。たぶん,普通の人はここまで広い家は建てないので,ユニデールもそこまで電気を消費しないと思います。
理由3 家は大工さんたちと話し合って作られていくものだから,何もかも自分たちの行動範囲や使い勝手に合うよう作られている。

家を新築するまでは,体感ハウスが目標でしたが,実際,家が出来上がると,体感ハウス以上の快適さを手に入れることができている,ということが分かりました。
これは,これから新築される方には,とってもいいことだと思います。それだけ寿工務店さんの家造りに対する情熱と技術はすばらしいということです。
今回の宿泊体験はとてもいい経験になりました。寿工務店の皆様,大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

帰り際に,会長さんにいただいた野菜,おいしくいただきました。菜の花や小松菜,全然,苦みやくせがなかったのでびっくりしました。高菜もかつおぶし,ごま,ラー油でふりかけを作ったら,家族全員に好評でした。>

昨年の6月13日、私はこのように書いていた。

http://180.222.85.213/blog/2011/06/post-1438.html

3月31日のブログ<鹿児島に建つ「新換気SA‐SHEの家>で紹介したN邸が無事完成し、Nさんよりこんなメールをいただいた。

<新しい家に住んで約一か月あまり経ちました。
この度は、乙部会長をはじめ高橋棟梁、迫田さん、川上さん、小野さん、そして寿工務店のみなさん、「いい家をつくる会」の皆様には本当にお世話になりました。
寿工務店さんにお願いをして本当に良かったと思います。

さて、一か月の間、SA-SHEの家に住んで、それまでの生活の変化の違いについてお伝えしたいことがあります。

●それまで頻繁に鼻血を出していた長男ですが、この家に引っ越してから症状が止まってしまったようです。

●「最近、雨が多いなあ」と思っていましたが、どうやら梅雨に入っていることに気付かずに過ごしていました。

  (床や身の回りの物などまったくベタつくことがありませんから。梅雨独特の湿っぽさがありません。びっくりで す。 雨の日を楽しむ余裕ができました。)

●梅雨にも関わらず、家の中では朝に洗濯した衣類が夕方には乾いています。

●来客からは玄関口で必ず「木の香りがいいですねえ」と言われます。

●住んで以来、まだエアコン知らずで快適さが保たれてます。本当にすごいです。

●小屋裏や床下の点検口に入ると、いつも木の香りがします。(小屋裏や床下が一番いい香りがするのかも)

●食器収納棚や洗面化粧棚は扉を開けるたびに、木の香りがして癒されます。(妻)

●キッチン収納は、手作りでかっこよく、とても気に入っているようです。(妻)

●5月は黄砂の飛来ですごい量でした。フィルターにもずいぶん引っ掛かっていました。日常的に窓を開けっ放しにしている家をよく見かけますが、「それで大丈夫ですか」と心配になります。

●外構工事や電気工事など、寿工務店さんが依頼された鹿児島の業者もとても懇切丁寧な方々でした。その依頼の的確さに感心しました。


今後,「いい家をつくる会」の皆様の益々のご活躍とご発展を期待しています。ありがとうございました。
鹿児島にお越しの際は,ぜひお立ち寄りください。>

寿工務店さんの評判は、すこぶる良い。乙部正美社長をはじめ、社員・大工・職人さんたちが一丸となって「いい家造り」に邁進されていて、その意志はいささかもぶれることがない。

私は、乙部さんのご厚情にいつも励まされ、勇気をいただいている。

http://ys-kotobuki.com/


                         松井 修三

2012年4月21日17時50分

子育て後の家

調布市国領町でK邸(3階建て)の上棟が無事終わった。

ご主人がお仕事の都合で遅れたので、代わって奥さんが挨拶された。

 4年前に、私が一人で勉強会に参加した頃は、建て替えは夢で終わってしまうのではと思っていたのです。
子育てが終わり、夫婦二人だけの生活になってはじめて気付いたことがありました。それは、前の家で、寒さ暑さを我慢しながら一生を過す、そんな人生で良いのだろうかとの思いでした。

<「いい家」が欲しい。>を読んで私は、なんとしても住み心地の良い家で暮らしたいと思い、勉強会に参加したのです。
4年掛りましたが思いは叶えられるものなのですね。市の再開発事業が急に具体化し、主人もその気になってくれ、とんとん拍子で3月3日に安全祈願祭を、そして今日、上棟を迎えることができました。

 こんなに木の香りに包まれて、木造の家にして良かったとつくづく思います。この家に住むことで、私たち夫婦が元気で楽しく暮らし続けていけるとしたら、子供たちや孫たちにとってもこんなうれしいことはないと思います。

 遅れて到着したご主人さんは、上棟されたわが家の晴れ姿を仰ぎ見て、「建ててよかった」と満面の笑みで感慨深げに言われた。

 傍らに立つ西村広行棟梁の顔は、「実際に住むと、その思いは何十倍にもなりますよ」と言いたげに見えた。


                         松井 修三

2012年4月21日17時47分

母のために「いい家」を




(プレゼントのヘルメットを被ったSさんを中心に)

山梨県南アルプス市でS邸の上棟が無事行われた。

横浜体感ハウスでの勉強会に、Sさんは高齢のお母さんを伴ってやって来られた。お母さんは、息子さんに勧められて「いい家三部作」を読まれたという。

私も久保田さんも、お会いした瞬間から、心が溶かされていくような笑顔のとりこになってしまった。

「なにせ遠方なものですから、どうしたら引き受けていただけるものか、そればかりが心配で車の中で息子といろいろと話し合ってきたのですよ」
本を読まれ、依頼先をマツミハウジングと決められて、はるばるやって来てくださったというのだ。
もし電話で相談されたのであれば、南アルプスと聞いただけで、とても距離的にお引き受けできなかった。ましてや地元には、「いい家」をつくる会の中込建設さんがいるのだから。

 お母さんの言葉をSさんが引き継がれた。
「私は、中央大学卒で松井さんの後輩にあたります。早くして父を亡くしてから、商売を母親と切り盛りしてきました。その苦労に報いるために、マツミの家にぜひ住んでもらいたいと思っているのです。どうか、引き受けてください」。

 私は、40年来の付き合いである基礎屋の前田さんに事情を話して相談した。基礎工事が安心ならば、あとはさほどの問題はないからだ。

「そういうお客様のためでしたら、どこまででも行きますよ。南アルプスは、高速に乗れば1時間ちょっと。都内の現場で渋滞に巻き込まれるより効率よく仕事を運べるでしょう」
親方の返事は頼もしかった。

 そのあと、中込建設さんに協力を求めた。
息子を修行のためにマツミに預けているということは抜きにして、「いい家」をつくる会の同志として、中込社長は気持ちよく応じてくれた。

 大工は、棟梁が安部友朗、弟子は真柄真平である。二人とも社員大工としてスタートしたので、マツミの家造りが骨身に沁み込んでいる。現場監督はベテランの篠田にアシスタントとして中込康太がつく。

 Sさん親子のご期待に精一杯お応えする体制を整え、本日無事上棟を終えることができた。
わが家を見上げるお母さんの笑顔は参加者全員の心も溶かし、疲れを吹き飛ばしてくれた。Sさんは感動で目を潤ませながら、訥々と感謝の挨拶をされた。

「母のために、どうか皆さん、いい家を建ててください」。

ヒノキの柱に頬ずりして喜ばれるお母さんの姿に、みんなが感動した。


                         松井 修三

2012年4月21日17時44分

大阪の「新換気SA‐SHEの家」



大阪の大成さんの勉強会に参加した。

「午前中には契約もあって忙しくさせていただいています」と、中川社長がにこやかに出迎えてくださった。
これまでに宿泊体感をされたお客様の成約率が100%であると聞いて驚いた。
すでに、新換気SA‐SHEの家を40棟建てたとのこと。「大阪にも、この家づくりがしっかり根をはりつつあるのを実感しています」と、中川社長の意気は高かった。

 今日は、ソーラーサーキットの家に住んでいて、新換気SA‐SHEの家への進化に関心をお持ちのお客様が7組も参加されていた。新築希望のお客様とでは関心のありどころに違いがあるので、かなり話しづらさを感じた。
 しかし、進化の過程を目の当たりに見続け、各種の実験に参加し、実際に暮らしている体験に基づいて語る久保田紀子さんの話は説得力があったようだ。
 昨年、84歳で建てたお客様は、とても満足されていてご夫妻ともに元気に暮らされているそうだ。

 横浜体感ハウスに来られたときに、「子供たちには反対されているけれど、自分たちの老後を支えてくれる一番確かなものとしての住み心地の良い家を建てる」と決意のほどを語られた。

 二世帯住宅の場合、たいがいの高齢者(65歳以上)の方々は、子供の意見には逆らえない。子供が大手ハウスメーカーやローコスト住宅がいいと言えば納得しないまま従ってしまう。
そのようにして契約してしまってから、解約するにはどうしたらよいかという相談がこのところ連続している。
 家づくりの決定権を息子や娘夫婦に委ねたために後悔する親は、決して少なくないようだ。
年金が減少し、医療費の負担が増え、在宅介護をせざるを得なくなる時代だからこそ、住み心地の良い家を建てるべきなのだ。

ローコスト・スマートハウスは、造る側にとって笑いが止まらないという。だが、高齢者にとって、終の棲家とするには寂し過ぎる。住宅の根源的な価値の乏しい家なのだから。人生の最終章は、息子や娘に気兼ねせずに

日々納得し、満足できる家を大いに楽しみたいものである。


                         松井 修三

2012年4月10日08時22分

主婦が求める「いい家」とは?


 茨城県からYさんというご婦人が成人した娘さんを伴って体感に来られた。
 東日本大震災で自宅が半壊となり、つい最近撤去作業が終わったのだそうだ。

 住む家が姿を消してはじめて、新たな家の建築に取り組もうという覚悟ができた。しかし、どのような家を建てたらよいのかが分からない。
 住宅展示場へ行ってみた。何かがずれている。ピンとくるものが見当たらない。

 そんなとき出合ったのが<だから「いい家」を建てる。>だった。
 続いて<さらに「いい家」を求めて>を読んだ。そして<「いい家」が欲しい。>を読んで「体感ハウスへ行ってみよう!」と決意する。


 西東京で建てるUさんとの契約が終わって、二階でコンビニ弁当を食べているところに久保田さんがやってきて、そのような経緯をざっと紹介してくれた。
「今朝6時半のバスに乗って東京へ出てこられたそうです。お会いになってみられませんか?」


 品のいい50歳前後のご婦人は、小気味良いほど意思が明確で、直感で物事の良し悪しを判断する人に見えた。娘さんも、母親と同じ性格のようだった。

 契約されたUさんが、「久保田さんの本に母親が後押しされて契約にたどり着くことができた」と言われたのを思い出し、瞬時に勉強会を開いて差し上げようと決めた。


 母と娘のための勉強会は、久保田さんとの感性が見事に触れ合い、聞いていてアドレナリンが分泌するのが分かるほど盛り上がった。
 終わってご婦人は娘に言い聞かすように、
「家は、安直に造ってはいけません。安直がいちばんダメなのよ」と言われた。
「そのとおりだと思います。安直がいちばんダメ」
私がオウム返しに言い、四人が笑った。


 Yさんが帰られてから、「安直」という最近使い慣れない言葉を大辞林で引いてみた。そこには、このように説明されている。
「 値が安いこと。金がかからないこと。また、そのさま。十分に考えたり、手間をかけたりしないこと」。

 いま、売れて笑いが止まらないという「ローコスト住宅」がぴったりだ。造り手たちは「置くだけの家」と言い換えて憚らない。しかし、「家は、安直に造ってはいけません」と、感性で言い切る主婦がいる。


「これからは感性の時代」
久保田紀子さんの本の副題である。


                         松井 修三

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