「いい家」をつくる会 会員コラム

2013年3月13日21時31分

「窓を開けない」特需?

 今日の日経朝刊にこんな記事があった。
 <窓は開けずに気分開放
 中国からの大気汚染物質「PM2.5」や黄砂の飛来、例年を上回る量の花粉の飛散が重なり、窓を開けないで室内で過ごす家庭が増えている。このため、空気清浄機や部屋干し洗剤など対策商品の売れ行きが好調だ。出荷量が前年比2倍に伸びたマスクに限らず、家電や日用品にも「窓を開けない」特需が広がっている。>

 こんな記事に接すると、「涼温換気SA‐SHEの家」の合理性に感心する。
 私は本に、「これからの家はシェルターとしての性能を一段と高める必要がある」と書いたが、それは、気密性をできるだけ高めることが大切だということである。
 気密性が乏しい、すなわち隙間の多い家では、強風が吹くと土埃はもちろんのことPM2.5、黄砂、花粉、それに風の音までも情け容赦なく侵入してきてしまう。
 かといって、単に高気密にしたのでは空気質が悪化してしまう。住む人の健康のためには、24時間、機械換気によってきれいな空気を確保することが絶対に必要だ。
 「涼温換気の家」では、外気の不都合な物質を恐れて換気を止める必要がない。外気浄化装置がそれらをほぼ100%カットしてしまうからだ。

 機械換気がしっかり行われる家では、特需になっている空気清浄機も、部屋干し用の洗剤も、空間用消臭スプレーも、洗濯物ガードも不要である。このような季節はもちろんのこと、梅雨時ですら洗濯物は室内干しが常識だ。

 大手ハウスメーカーは口を揃えて「これからはスマートハウス」と連呼し、「風の抜ける家」が最高だと言っている。そんな家に住んだら、「太陽光 稼いだお金は 病院へ」になるに違いない。
 これからは「窓を開けないで快適に健康的に暮らせる家」を建てるべきである。「涼温換気の家」は、窓を開けるよりも閉めておいた方がはるかに安全で快適なのである。
 「窓を開けずに気分爽快!」
 ぜひ体感に来ていただきたい。
                           松井 修三

2013年3月9日22時24分

花粉、黄砂、PM2.5の揃い踏み


 花粉症がひどくて毎日辛い思いをしているというご主人が、体感ハウスに入って30分ほど経ってからこんな話をされた。
 午前中に住宅展示場で3軒の家を見てきました。
 30分ほどいると、どの家でも鼻がムズムズしてきてクシャミが出ました。3軒とも花粉は換気のフィルターで防げると言っていましたが、それ以上の時間いると具合が悪くなりそうなので出てきてしまいました。
 この家は、だんだん楽になる感じがします。換気の方法によってこんなにも違うものなのですね。

 そこで私は、換気装置を前にして「新換気」ついて説明をした。
 センターダクト式換気の最大のメリットは、高性能なフィルターを使うことが可能な点だ。外気浄化装置にセットされているフィルターに、住友スリーエム社製の「フィルタレット・プレミアムタイプ」を貼ると、同社の商品説明では花粉やPM2.5だけでなく0.1マイクロメーターの微小粉塵も捕集できるとされている。
 フィルターの性能をそこまで高めると、一般の換気装置では空気抵抗が大き過ぎて換気本来の効果が期待できなくなってしまう。
 ここが換気の泣き所なのだ。
 しかし、センターダクト式換気は違う。第一種全熱交換型換気装置の熱交換素子の手前には、通常1個のフィルターしかつかないが、なんと4個のフィルターをセットできるのだ。
 外気は驚くばかりに浄化される。

 写真は、フィルタレットの汚れ具合である(右側は新品)。いまの時期、10日間でこうまで汚れてしまう。これだけ汚れた空気の中には、花粉はもちろん、黄砂もPM2.5も、そして土埃の中にはカビや細菌類やウィルスも含まれているに違いない。
 それらの有害物質が、肺の奥に侵入し堆積していく様は想像しただけでぞっとする。

 ご主人は、私の説明に大きく頷かれ、奥さんに向かって言われた。
 「同じ建てるなら、この家がいいね。クシャミが一度も出ないよ。空気が楽に感じるんだ」
 奥さんが、「本当にありがたい家ですね。子供たちのために一日も早く建て替えましょうよ」と同感された。
                           久保田紀子

2013年3月6日23時58分

「いい家」をつくる会セミナー




 今年第1回目の「いい家」をつくる会セミナーが開かれた。
 「涼温換気」を標準装備とする会員は全体の75%。次回のセミナーときには100%になりそうだ。
 今年に入ってからの実績は、契約数が135棟、引き渡し済みが42棟、6か月以内の契約見込が105棟になる。皆さんの表情が前回のときよりも数段明るくなった。
 このところ関心を持たれているお客様の来訪が急増していて、中には、「この家でなければ絶対ダメ」と決めてかかるお客様が目立つという。
 PM2.5騒動が影響しているのかと思われたが、そうではなく「涼温換気」そのものの合理性をお客様が高く評価され、住み心地のさらなる向上を期待してのことのようだ。
 横浜体感ハウスを訪れ、久保田紀子さんの話を聞かれた方の成約率が大変高い。
 自宅や体感ハウスに採用した会員さんたちは、実際に住み心地を体感して絶賛している。

 三重県・マルカの社長である近藤さんの奥さまは、「老いを遠ざける家」だと毎日感謝されているというお話は特に印象に残った。

 マツミハウジング社長の松井祐三による「数値流体力学による可視化シュミレーション」を見ると、「涼温換気」による暖冷房効率と効果の素晴らしさがよく分かる。
 一台のエアコンによる冷暖エネルギーを「センターダクト」(商標登録)で配分することにより、見事なまでに均質な屋内温度環境が得られる。その様子が、他との比較を交えて画面に展開されると、会場は納得と確信の雰囲気で盛り上がった。

 ダイキンがエアコンのメンテナンスについて、エクセルシャノン社が「U0.8w」という超高性能トリプルガラス入り樹脂サッシについてそれぞれ説明を行った。

 「いい家」をつくる会は、改正省エネルギー基準を余裕をもってクリアーし、スマートハウスのように単に省エネを求めるのではなく、健康増進に役立つ住み心地の良い家を造る。
 松井代表の力強い宣言に、会場は大きな拍手に包まれた。
                   「いい家」をつくる会事務局

2013年3月4日00時14分

「涼温換気の家」に早く住みたい!


         (横浜市泉区のO邸の上棟)
 ii‐ie.comの談話室にこんな投稿がされている。

<好きなのに春はつらい
 明日は啓蟄。
 関東地方では晴れて気温が2度から5度高くなるそうです。花粉もたくさん飛び交うのでしょう。
 今年は50枚セットのようなお徳用マスクでは、くしゃみが止まりません。そこでN95というマスクをすると、これがすごい!くしゃみは止まります。
 そのかわりごっついので異様な感じは否めません。
 庭に花が咲き始めて嬉しいのですが、今年はかなりつらいです。
 毎年、なぜか少ししか花をつけない「ゲンカイツツジ」が咲きました。>

 3日には、横浜市青葉区でY邸の地鎮祭、今日は横浜市泉区でO邸の上棟が行われた。現場でも花粉症で悩んでいる人たちが多い。幅わずか12センチの梁の上でもしクシャミが出たら、と思うと心配でならなくなる。
 そこで、N95を用意したことがあるのだが、息苦しくなるとだれも使おうとしない。トビ職人に聞くと、緊張しているときは出ないものだと言う。
 地鎮祭の最中には、私も監督も出てしまった。やはり、地面の上では梁の上ほどには緊張しないせいだろうか。
 いや、そんなことはない。地鎮祭は何べん立ち会っても緊張する。工事中の安全について神様のご加護を得るには、しびれるほどに緊張するものだ。
 これからは、花粉だけでなく黄砂とPM2.5のミックスになるという。
 「1日も早く涼温換気の家に住みたいですよ」
 YさんもOさんも、強く希望されている。
                          松井 修三

2013年2月27日23時03分

「健康住宅の象徴」



 昨日、虎の門にある樹脂サッシメーカーであるエクセルシャノン社に出向いた。
 エレベーターを降りていきなり目に飛び込んできたのは、壁に掛けられていた絵である。なんとアンリ・ルソーの「夢」ではないか!
 これはたしか、ニューヨーク近代美術館所蔵品である。
 「夢」が日本で公開されるとしたらマスコミに取り上げられ、見物客が殺到してきているはずだ。となると、これは模写?
 しかし、あの楠正夫社長が模写を飾ったりするだろうか?
 楠さんは一部上場企業のトクヤマで取締役として活躍されてきた人で、大柄で童顔で声が大きく、大ざっぱな印象を与えるが愛嬌があり感受性は繊細で、産業史に詳しく、エッセイストでもある。
 いいもの、より上質なものを求める点で初対面の時から相性の良さを感じていた。
 その人が、会社の入り口に模写、それも印象の極めて強いルソーを選ぶとは・・・
 そんな思いで反対側の壁を振り向くと、クロード・モネの「日の輝くポプラの下で」があり、その隣にはシカゴ美術館で出合ってからとりこになった『プールヴィルの断崖の上の散歩』が飾られていた。
 こうなると、模写としか言いようがない。


 応接室に入ると、楠さんが愛嬌たっぷりの笑顔で握手を求めてきた。
 「松井さん、あの絵はいかがですか?」
 「いやー、一瞬、本物と思いましたよ」
 「そうでしょう。あれは、トクヤマが開発したフレスコジグレーです。漆喰をシート化する技術と、エプソンのインクジェットプリンターの組み合わせで世界初のフレスコの工業化に成功したのです。
 「というと、下地が漆喰?」
 「そうなんですよ。漆喰だからデジタル画像を元にしながら、あのようにアナログ的な自然な風合いと奥行感を出せるのです」
 「ところで、額縁に気付かれましたか?」
 「えっ、額縁?」
 「あれはエクセルシャノンの窓枠です」
 楠さんは、もう一度見てくださいとルソーの絵の前に私を案内した。
 なるほど樹脂サッシの窓枠だった。
 そうと知って絵を見ると、ますます本物のように見えてきた。まるで、窓の外にジャングルがあり、中に引き込まれていくような錯覚を覚えるではないか。

 以下は、楠社長の窓枠についての説明である。

 エクセルシャノンはトクヤマの100%子会社で、今から40年前に日本で初めて塩ビ樹脂サッシの研究に執りかかり、その4年後に商品化して以来今日まで一貫して日本の樹脂産業を牽引してきたパイオニア企業です。

 樹脂製サッシは、省エネ、結露防止、すきま風防止、防音、騒音対策、防火性能は、アルミ製あるいはアルミ樹脂複合性のサッシより圧倒的に優れています。
 このような効果から、エクセルシャノン製の樹脂サッシは富士山八合目休憩所、南極昭和基地、自衛隊千歳・三沢などの航空基地周辺住宅、桜島の火山灰対策、沖縄の暑さ・塩害対策などに古くから使用されていることからも、エクセルサッシが不動のものであることを実証しています。
 欧米をはじめ中国、韓国などのアジア各国でも窓は樹脂製というのが常識です。アルミあるいは複合製による日本の多くの窓は時代に遅れていくと言えます。
 この作品は、フレスコジグレー(漆喰)とエクセルシャノンサッシの組み合わせであることから「健康住宅の象徴」でもあります。

 帰りの車中で、同行した社長と話し合った。
 マツミハウジングでは、これから窓の一段の高性能化を図るために「エクセルシャノン」の使用を積極的にお客様にお勧めし、同時に漆喰シート(ルマージュ)を標準仕様とすることでさらなる室内空気環境の向上を目指そうと。
                           松井 修三

2013年2月24日23時00分

活況の勉強会


 このところ勉強会は、定員をオーバーする活況が連続している。今日も、みなさんが一語も聞き漏らすまいと熱心に耳を傾けてくださった。

 いつも話していて思うことがある。
 それは、ハウスメーカーの経営者の中に、「いい家三部作」の著者たちのように、自分が勧める家の住み心地について、自信と確信と責任をもって語れる人はいるだろうかという疑問である。
 全国の住宅展示場にモデル棟を建て、新聞広告やテレビを用いてこの家はすばらしいと営業していても、経営者をはじめ役員たちはその家に住んだことがない人ばかりのようである。もし、とことん惚れて、これこそが最高にいい家だと信ずるならば、彼らが真っ先に住むはずだ。
 このおかしさに気付いた人は、どんなに熱心に営業を仕掛けられてもハウスメーカーに頼む気になれないだろう。

 「家に帰ればセキスイハウス」というキャッチコピーは、住み心地に対するメーカーの自信と確信と責任の表明なのだろうが、その価値の乏しさに気付いた住人にはこれほど虚ろなコピーはないと思う。
                           松井 修三

2013年2月23日22時59分

住人としての役割



このところ、「涼温換気SA‐SHEの家」のお引き渡しが続いている。
 今日は、町田市金井町のI邸、小平市学園西町のB邸のお引き渡しが無事終わった。
 I邸は日当たり満点、B邸は二階はいいのだが一階はあまりよくない。どちらの家も「涼温換気」の効果がすばらしく、玄関を入った瞬間から「うわーっ、あったかーい!」という感嘆詞がこだました。
 Bさんの子供たちは、写真のようにいつの間にか素足になり、弟は服も脱いでしまった。

 Iさんの長男は大学生、二人の娘さんは高校生である。
 私は、それぞれが自分の部屋を持つ三人の子供たちに向かってこんな話をした。
 「涼温換気の家」で個室を与えられたら二つの義務を果たさなければならない。
 一つは、掃除である。
 二つは、窓の管理だ。
 今日は日差しがさんさんと入ってきている。冬は太陽の熱を取得すればしただけ暖房費が安上がりになる。しかし、夏に同じことをしたのでは、冷房費が高くつく。それだけではない。蓄えられた熱が家中に影響し、冷房エネルギーを増大しないことには快適にならなくなってしまう。つまり「涼房」こそが快適なのに、「冷房」しないことには不快になってしまうということだ。わざわざ費用を割り増しにして快適のレベルを下げるようなことはすべきではない。

 掃除についてだが、自分の部屋は常に清潔に心がけるのは当然として、この家の住人としてもう一つ心がけてもらいたいことがある。
 それは換気装置、とくに空気浄化装置のフィルターの掃除である。
 ぜひとも、みんなで声を掛け合ってやってもらいたい。PM2.5や、花粉や、土埃を吸い込まなくて済むのだから。
 それと、加湿器の掃除も怠らないこと。
 ご両親が、大手ハウスメーカーではなく、マツミハウジングを選んだのはあなた方に健康増進に役立つ住み心地の良い家に住まわせたいからだ。その選択を家族みんなが最高の喜びとできるか否かは、あなた方の理解と協力にかかっている。

 「ガッテンしてもらえましたか?」
 娘さんたちはすぐにガッテンしたが長男は無反応だった。そこで私は、彼の膝を叩いてガッテンを迫った。すると、ややしばらく間をおいて彼は微かに頷いた。
 「30年後あなたはいくつになっている?」
 いきなりの質問に、彼の眼が宙をさまよった。
 傍らでお母さんが、
 「今のお父さんと同じ年だわ」と言った。
 「そうですか。その年になったとき、あなたはご両親の選択にきっと感謝しているよ」
 私は自信を持ってそう言い切った。
 反発気味だった彼の表情が和らぎ、今度は素直に大きく頷いてくれた。
                           松井 修三

2013年2月20日22時55分

鳥肌が立つほどの感動



     (右から私、Nさん、ご両親、設計担当の後藤)

 杉並区西荻南のT邸の地鎮祭が執り行われた。
 Tさんはシンガポールに出張中なので、奥さんのご両親が立ち会われた。ご両親は、隣地で「涼温換気の家」を建築中である。暖かな家で、娘さん一家と隣り合わせで暮らせるようになることをとても楽しみにされている。
 棟梁の今岡さんは、「近くで住友林業をはじめ他社が建てていますが、絶対に大工仕事では負けません」と心意気を語った。弟子の鹿野さんも大きく頷いていた。


 北区田端では、N邸の上棟が無事行われた。
 Nさんは、ご両親の傍でこんな挨拶をされた。

 今回マツミハウジングさんに家を建てていただくにあたり、とても不思議な縁を感じております。ひょんなことからマツミさんと出会い、家を建てていただくことになり、昨年の12月25日に地鎮祭を行いました。
 そのとき会長さんがこんなことを言われました。
 「早く着いたので近所を見歩いていて、すぐそこのお寺さんに立ち寄りお参りをしてきました」と。
 その言葉に、母と私は鳥肌が立つほど感動したのです。
 実は、その与楽寺には先祖代々のお墓があるのです、それだけではなく明治時代に亡くなったご先祖様は26代の住職でもあったのです。
 名が知られていることもない、特に目立つわけでもない普通のお寺に、会長さんがお参りをされたということに、ご縁の深さを感じました。きっと、ご先祖様が会長さんによろしくお願いしますとご挨拶をしたかったのだと思います。

 お母さんが、手づくりの干支にちなんだ木目込み人形をくださった。絵柄と色彩のすばらしさに感心しつつ、娘の幸せを願う母心をずしりと重く感じた。
 帰りがけに与楽寺に立ち寄り、無事の上棟に感謝し、精一杯「いい家」をお造りしますと誓った。
                           松井 修三

2013年2月19日22時53分

久しぶりの案内

 事務所で初対面した時から、60代後半に見えるご主人は不機嫌そうだった。
 「いい家が欲しいを書いた松井です。どうぞよろしく」
 「あっ、あなたが松井さん」
 ご主人は無愛想な表情で一瞥して、腕を組み目をそらした。
 奥さんがとりなすように、
 「急で申し訳なかったのですが、どれだけ暖かいのか体感させていただきたくてやってきました。予約制ということを知りませんで・・・」と小声で言われた。
 今日は社員がスキー旅行に出かけていたので、久しぶりに私が体感ハウスへ案内することになった。
 一台の車でもよかったのだが、空気が重たすぎたので別々の車にした。
 小雪が舞う体感ハウスの玄関を入ってもご主人はコートを着たままでいた。
 しばらくして奥さんに促されて脱いだのだが、お二人とも暖かそうなセーターを着ていた。無言のまま家中を見歩くとご主人が2階のホールで立ち止まり、振り返りざま質問した。
 「これが涼温換気というのですか?」
 ご主人は、空気の感じを“これが” と表現した。気に入られたのか否かがわからないまま頷くと、ぶっきらぼうにご主人がまた質問した。
 「どうしてエアコンが1台でなければならないのです?」と。
 私は瞬間返事に戸惑った。はっきり言ってこういうタイプのお客様は苦手である。
 そこで椅子に座ってもらってその間に答えを考えた。
 どのような答え方をすれば理解していただけるか。
 省エネのためであることは間違いないのだが、多くの人はエアコンが嫌いである。かといってなくしてしまうわけにはいかない。床暖房も蓄熱式電気暖房もスラブヒーターもやってみた。もし、それらよりも省エネでより快適な冷暖房の方法があるとしたら、あなたは文句なく採用するでしょう。
 「それが新換気に1台のエアコンを組み合わせる理由です」
 答えをシミュレーションしてから言葉にした。

 ご主人は納得できないという表情のまま「ちょっと車に忘れ物をした」と言って席を立った。
 奥さんが申し訳なさそうに小声で言った。
 「主人は松井さんの本を読んでから不機嫌になりました。16年前に建てたHハウスの家を最高にいい家だと信じ切ってきたものですから、退職して毎日家にいるようになって、暑さや寒さがこんなにひどいものだったのかと初めて知ったようです。この冬は、家に帰ってきてもコートを着たままでいるときがあるのですから。
 それだけに本を読んで、自分の選択が間違っていたことに気付かされたショックは大きかったようです。先ほど玄関を入った瞬間に、私もショックを受けました。
 こんなにも暖かな家があるのかと。それも1台のエアコンで家中が暖かいなんて。
 実は、私は冷え症なものですから夏のエアコンの冷えもつらいのです。この家ではどうなのでしょうか?」

 私は、自分も冷え症であるがストレスを受けることがほとんどないと説明した。
 戻ってきたご主人がぼそりと言った。
 「確かに1台のようだ」
 「屋外機を見てこられたのですか」
 「そう」
 ご主人は相変わらず無愛想だった。

 「同じ20度であっても、暖かさには松竹梅があるのですよ。涼しさも同じです。その違いがどうしてできるのかと言いますと、構造・断熱・換気・冷暖房の方法の組み合わせ方次第なのです。とくに換気の方法が大事です。その気になれば、自分の肌に合う質感を選べるのです。
 より取り見取りですから、選択が難しいですよ。
 地震や火事に対する強さとか、太陽光発電でいくら得になるか、あるいは見積もりの比較で選ぶのは簡単ですが、住み心地の違いを知るのは難しいものです。
 これから春夏秋冬に何度でも体感にお越しください」

 ご主人は再び腕組みをした。そして傍らの奥さんを見やって、
 「あんたの住みたい家は、こういう家なんだろ?」と尋ねた。
 奥さんは小さく頷き、しばし沈黙が続いた。
 「ところで、この家を建ててもらうにはどうすればいいのですか?」
 ご主人の表情が急に別人のように明るくなった。
                           松井 修三

2013年2月17日22時50分

「今日も窓が泣いている」



         (勉強会後のミーティング風景)

 横浜店では、午前中に横浜市青葉区に建築のY邸のご契約があった。
 ご主人が契約書類にサインをする傍らで奥さまが言われた。
 「今の住まいはマンションなのですが、毎日結露の後始末と乾燥材の取り換えがたいへんなのです。寒くてならないので暖房をガンガンとします。
 すると窓は結露でビッショリです。あらかじめサッシのレール部分にタオルを敷いておくのですが、朝はそのタオルが水浸しの状態になります。ですからバケツを持って回収しながら窓ふき。それから洗濯。別の乾いたタオルをまたレールに敷く。毎日この繰り返しです。
 それに、クローゼットの中、たんす、下駄箱、押し入れの中などにもカビが生えるので、水とりや乾燥材を置いておきます。それらがすぐにダメになりますから購入費もバカになりません。費用はともかくとしても、取り換え作業がたいへんなのです。でもそうしないと、バッグの中はベタベタ。革製品はカビだらけ。クリーニングから上がってきた洋服にもカビが生えてしまいます」
 「それはたいへんな手間暇ですね」と、松井さんが言うと奥さまは、
 「はい、一苦労です。もううんざりしています。でも、マツミさんの家ならば、そうはならないということで、すごく楽しみにしています」。

 話を聞いていて、パナホーム、へーベルハウスに仮住まいしていた頃を思い出した。私も同じように毎朝窓辺のタオル回収をしていた。へーベルハウスでは仏壇の側面にまで結露したし、大切にしていた着物をカビでダメにしてしまったこともあった。
 長女が、「今日も窓が泣いているね」と言うたびに、「泣いているのはママなのよ」と心で答えていたものだ。
 今日の横浜店は千客万来だった。
 勉強会には9組16名様、他に5組のお客様が来られ、昨日は4組のお客様で二日間に6組の方からプラン依頼をいただいた。
 住宅展示場を見歩かれて、どうも納得できないと思われている方が勉強会に参加され、「家づくりの目的は住み心地のいい家を建てることだ」と気付かれるともう迷われない。
 構造・断熱・換気・冷暖房の四つをベストミックスするならば、結露のストレスから完全開放されるだけでなく、寒さ・暑さ・じめじめべたべたのストレスも吹っ飛んでしまう。
 「いいなー、いいなー」と、四季折々にご機嫌な日々を楽しめること請け合いである。
                          久保田 紀子

2013年2月16日22時43分

「涼温換気の家」で迎えた最初の冬

西東京市のM邸を訪ねた社員からの報告である。
 Mさんは、涼温換気のエアコンを明け方の4:30にタイマーでつけ、朝起きる時に暖かな状態にしておき、天気の良い日は10:00頃消しているそうです。日中は消していることが多く、夕方またつけて、寝る前に消す、という生活パターンです。
 ユニデールは特別寒くなると予報されたら用いるのですが、まだ3回程度使用しただけとのことでした。本日お伺いしたのは14時頃でしたが、エアコンオフで21.9℃でした。
涼温換気の家で迎えた最初の冬ですが、とにかく寒く感じることがなく、いつも快適だと大変喜ばれていました。
 奥様は、体の調子が良いので以前から行っていたウォーキングに加えてラジオ体操に参加するようになったそうです。
 涼温換気の家に住み、ますます健康的な生活になられたようで、ご夫妻ともとてもいい笑顔をされていました。

 今日は、横浜と東京の体感ハウスへ飛び込みのお客様が二組いらした。
 あまりにも寒いので、体感ハウスのあんばいはどうなのだろうかと様子を見に来られたとのこと。しかし、体感ハウスは両方ともエアコンを止めていた。北風が寒くても日差しがあれば、それだけで十分暖かくなるのが「涼温換気の家」である。
 お客様は暖かさに驚かれ、「家に帰るのが嫌になります」と、同じ感想を言われていたそうだ。

                          松井 修三

2013年2月15日23時01分

勉強会に感謝

 滋賀県草津市N様より、こんなお手紙をいただいた。

 例年になく寒さ厳しい日が続いております。
 先日の2月10日の勉強会は本当に感動いたしました。
 日帰りのあわただしさではございましたが、有意義な一日を過ごせましたこと、帰宅の新幹線車内にて夫とつくづくと話しました。
 私達が求めていた信頼できる家を造る人達に、やっとめぐり会えた感動がまだ醒めやりません。
 還暦を過ぎた私達にとって久々の感動です。

 私達は昭和20年代に生まれました。
 家とは冬寒く、夏暑く、梅雨はじめじめするのがあたり前と思って生きてきました。
 そんな家が原因であったのか、長男は小児ぜんそく、次男は皮膚アレルギー、私は花粉症、慢性的鼻アレルギーに悩まされ続けてきたのです。
 でも我慢し、諦めて少しでも快適に過ごせるようにと工夫し努力するのが主婦の務めであり、病院通いは母の愛情と思いこんでおりました。

 実は十数年前、拙宅の建て替えを考え、お決まりのように住宅展示場を見て廻りました。どの会社も、営業マンが礼儀正しく懇切丁寧な受け答えをしてくれたのですが、罪悪感を持たないでは断れないほどのあまりの熱心さに、夫も私も疲れ切りました。
 そこですべてを断ったのです。幸いなことに、息子達はそれぞれ幸せな家庭に恵まれておりますので、老後は夫婦で老人ホームにでも入ろうかしらと思ったのです。

 「いい家三部作」と出合ったのは、そのような状況のときでした。
 久保田さんと同様に、私たちを松井さんのもとへと走らせたのは、女の直感であり、「いい家が得られる!」との啓示だったと思います。
 “信頼できる人達が小平にいる!”心が湧き立ちました。

 勉強会の最中、私はスリッパを脱いでいました。しかし、寒がりな私の足・腰が冷えることのない二時間でした。モデルハウスも温度差がありませんでした。感動でした。
 勉強会での会長さんの穏やかなお人柄の中に、家づくりに対する熱い想いが伝わり、一言も聞き漏らしてなるものかと、私もしだいに熱くなりました。
 久保田さん、社長さんのお人柄も本から想像させていただいた通りでした。
 お三人の話を聞きながら、やっと私共が求めていた家造りのプロ、住む人を幸せにする家を造る人達に出会えた幸せを感じておりました。
 残念なのは、私達は滋賀県の住人でマツミハウジングの方々にお願いできないことですが、お近くの会員さんにお願いして 私達が最後まで住む家、死ぬ三日前まで自立して生きてゆける家の実現を目指して参ります。

2013年2月14日22時58分

平日の個別勉強会


 このところ、平日に個別勉強会を開催する機会が増えている。
 あるお客様から、どうしても勉強会に参加したいが日曜日は都合がつかないので平日に実施してもらえないかと要望された。
 喜んでお引き受けしたところ、その後毎週のようにリクエストを頂戴するようになった。
 一組のお客様であっても、こちらは一切手抜きをしない。「いい家三部作」の著者三人がなるべく揃うように努めている。

 お客様は、紙袋から私の初版本を取り出してこんな話をされた。
 <私は11年前に一度、マツミハウジングに来たのですよ。そのきっかけは久保田さんの本でした。その時は事情があって、どうしても3か月以内に建てなければならなかったのでマツミさんに断られてしまい、仕方がなくて工期に間に合わせてくれるというのでSハウスの鉄骨住宅で建てたのです。
 住んでみて驚きました。夏の暑いこと、二階が40度前後にもなるのです。冬は家の中で氷が張るときがありました。いやいや、オーバーなことを言っているのではなくほんとのことですよ。
 ですから、新築を考えている人には絶対にこんな家を建てない方がいいと言い続けてきました。もう我慢の限界に来たので、消費税の上がる前に建て替えようと思い立って再度お邪魔したのです。
 勉強会はとても参考になりました。11年前とではマツミさんの家はだいぶ進化したのですね。回り道した甲斐があったと言えそうでうれしくなりました。今度は息子夫婦を連れてきますからよろしくお願いします」。
 同席された銀行の支店長さんが、自分の家の住み心地が悪い理由がよく分かったとしきりに感心されていた。

 日曜日の勉強会に参加できないお客様は、どうぞご遠慮なく平日にお申込みください。
                          久保田 紀子

2013年2月9日22時53分

「涼温換気」にしてみて感じたこと

 神奈川県大和市中央林間の岸さんからメールをいただいた。

 昨年の年末に「新換気システム」を「涼温換気」にしていただきました。
 我が家は一階と二階を合わせて46坪で、西側の世帯を少し広くした縦割りの二世帯住宅です。
 以前は、換気装置がそれぞれの世帯の小屋裏にありましたが親世帯のは撤去し、私の世帯(以後子世帯表記)のを大型のタイプに代え、ダクト用エアコンを一台組み合わせたわけです。

 涼温換気の良い点は、一度暖かくなると温度を維持するのが簡単なことです。外断熱に使用しているポリスチレンが暖気を跳ね返し、その内側にあるTIPの杉板や構造材に蓄熱されて保温力が発揮される感じがします。
 床下にも吹き出しているおかげで、床下の温度が以前より数度高くなりました。

 雪が舞う日や、寒気が入り気温が低い日にはエアコンを70%(3.5kw)で連続運転します。
最近は昼間の気温が高い日が多いので、エアコンの出力を40%(2.0kw)にし、スケジュールタイマーを活用して午前10時から午後5時まで運転を停止しています。
その間、室温が1℃程下がりますが、再びエアコンが動き出すと1時間もあれば家全体が十分暖かくなってきます。

 これまでやってきた蓄熱暖房器と涼温換気エアコン暖房の体感の違いですが、同じ室温でも涼温換気エアコンのほうが暖かく感じます。また、冬の時期に風呂から出ると一瞬寒さを感じてしまいますが、涼温換気エアコンにしてからはあまり感じなくなりました。
 それと、夕方から夜にかけて蓄熱暖房器だと我が家では室温が少し下がり気味でしたが、涼温換気エアコンですとそのようなことがなく、さらに快適になり、夕食を食べた後の家族団欒がより一層楽しくなりました。

 きれいで暖かな空気に全身が包まれる感じは素晴らしいです。ランニングで痛めた膝がとても楽になり、心と体が共に浄化した気がしています。大好きなオーディオですが、音がほぐれてきてしなやかさが増し、朗々としてスピード感溢れる音が出るようになりました。
 このように冬に関しては、「涼温換気」は申し分のない性能を発揮しているだけに、いまから夏の来るのが楽しみでなりません。
住み心地が良くなり、節電にも協力できるのですから涼温換気は素晴らしいと思います。工事を実行していただいた皆様に心から感謝を申し上げます。
                           岸 由希夫

2013年2月6日22時51分

「涼温換気の家」の暖かさ

 「涼温換気の家」にリフォームした埼玉県和光市のOさんからメールをいただいた。
 6畳用程度の暖房能力を用いて、3階建て94畳(47坪)の家中が20度前後の暖かさを保っているとのことである。
 「涼温換気」が効果的に作用するのにうってつけの間取りであり、マツミの家の住まい方の達人であるのは確かだが、それにしてもすばらしい性能を発揮している。

 <昨日は、給気口グリルの開度を調整頂きどうも有り難うございました。
 早速調整して頂いた効果が出まして、本日早朝の1階から3階の室内温度は、21℃前後で、ほとんど差が無い状態でした。

 因みに玄関の温度は、19.9℃、1階洋室の温度は20.5℃でしたので、著しく改善されました。何時もは1階に下りると冷気を感じるのですが、今日は春の陽気の如くポカポカとしていて心地良かったです。

 また、本日は雪後雨のため、7:00以降の節電設定を40%(暖房能力2kw6畳程度)として昨日からエアコン連続させましたが、帰宅した17時過ぎの状況で、1階から3階の室内温度は20℃前後で殆ど差が有りませんでした。

 最も室温が低かったのは、2階南側洋室で19.6℃でしたが、これは気化式加湿器の吹き出しの影響を受けているものと推測されます。
 それにしても、終日外気温が非常に低かったのにも関わらず室温1℃の低下で済んだことは、涼温換気の合理性及びその性能の素晴らしさを証明する一例だと思っています。
 以上、お礼方々ご連絡致します。>

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