「いい家」をつくる会 会員コラム

2013年8月4日22時22分

広島県の会員工務店は?


         (体感ハウスのにぎわい)

 今日来社された12組のお客様の内、3組の方は私の旧本を読んで「ソーラーサーキットの家」に関心を持たれ、「新「いい家」が欲しい。」で「涼温換気の家」への進化を知ったという。
 個別相談のときに、定年退職後故郷の広島県に建てる予定というご夫妻が言われた。
 「友人が5年前にソーラーサーキットの家を建てて住んでいます。その人の言うのにはとても良い住み心地だそうです。それで、広島には「いい家」をつくる会の会員さんがいないので、近くにあるソーラーサーキットの会員さんに頼もうかと思っていたのですが、勉強会に参加し、こうして体感ハウスで体感してみると、大いに迷ってしまいます」
 私は、こんな話をして差し上げた。

 毎日のようにテレビで「ゲリラ豪雨」や、「激しい豪雨」の被害が報じられています。10年前と比べて、明らかに気象条件が、ソーラーサーキット・エアサイクル・エアムーブ・エアバス・WBのような通気工法、すなわち床下ダンパー(換気口)を開いて外気を構造体の内部に流すことに不都合になってきているのは事実ではないでしょうか。
 住み心地に大きな影響をもたらす湿度のコントロールは、ダンパーを開いたのでは不可能です。それを考えると、床下ダンパーは閉じておくのが正解です。
 これから、異常気象はますます顕著になり、今年の夏だけでもゲリラ豪雨の発生件数は250回を超えると予想されています。ダンパーを開けない方がいいと考えるならば、涼温換気にした方がはるかに住み心地が良くなります。
 最近になって、マツミではソーラーサーキットの家を涼温換気の家にリフォームしたいというご要望が大変増えてきています。すでにリフォームされた方々が20件を超えて、みなさんが、感動的に住み心地が良くなったと証言されています。

 私の本を読まれて、現在もソーラーサーキットの家の会員でおられる工務店さんたちの多くは、おそらく、<新「いい家」が欲しい。>」を読まれれば、進化の必要性に目覚められるのではないでしょうか。お建てになる3年後には、広島県内に「いい家」をつくる会の会員さんが誕生していると思いますよ」。

 今夜のニュースで豪雨の被害が伝えられた九州の大分県には、先月に「新規建設」さんが入会した。近々、山形県でも新会員が誕生する予定である。
 豪雨やPM2.5を考えると、これから建てる家に求められるのはシェルターとしての機能である。
 となれば、信頼できる機械換気は必須のものとなる。
                          松井 修三

2013年8月2日23時20分

「涼温換気の家」続々とお引き渡し


          (相坂邸のお引き渡し)

 東京都北区田端で、上棟とお引き渡しが続いた。
 4丁目ではT邸が一昨日上棟し、1丁目では昨日N邸のお引き渡しが行われた。
 ご両親が玄関を入った瞬間に、「なんと気持のよい涼しさなのでしょう!」と、感嘆の言葉を発せられた。
 お母さんが、「この空気感が幸せを招くのでしょうね」と笑顔で言われた。
 辺りには新築ラッシュの工事や車の騒音が響く。ヒートアイランド現象もあってか熱気がすごい。それでも、新築されたほとんどの家が窓を開けている。
 N邸は、窓を閉じて一台のダクト用エアコン「節電モード/弱運転」で家中がどこも快適だった。個別エアコンを必要としない家は、住む人だけでなく造り手にとっても感動だ。
 N邸の前にT邸に立ち寄った。昨夜の雨が心配だったのだか、ほとんど影響を受けていなかった。上棟の挨拶でTさんは、住み心地を楽しみにしていますと言われたが、一日も早く「涼温換気の家」の住み心地を味わっていただきたい。

 今日は、工事部の相坂一輝さんの家のお引き渡しが行われた。ご両親が二人の孫のためにとのお力添えをしてくださり、団地から「涼温換気の家」へと引越すことになった。今の住まいは、風呂と言わず北側の部屋にもカビが大量に発生していて、子供が喘息気味になっていたのでこれで安心して精一杯働くことができるようになりますと相坂さんは嬉しそうだった。
 私は、勉強会で話すのだが、アスペルギルスというカビは内臓に巣食ったときにはガンよりも始末が悪いと言われている。私も子育ての最中に、「涼温換気の家」に住めたらどんなによかっただろうか。長男を喘息にするようなことは避けられたかもしれない、そう思うとわがことのように相坂さんの決断に拍手を送りたくなった。

 これから夏休みまでに、地鎮祭、上棟、お引き渡しが連日のように続く。相坂さんは、休む間もなくお客様に尽くさなければならない。「たいへんだね」と声を掛けると、「これまで以上に頑張ります!」と、奥さん共々すばらしい笑顔で応えてくれた。
 明日は、相模原のk邸のお引き渡し、東京都中野区沼袋でY邸の上棟である。

 横浜体感ハウスのリフォームも無事終わり、個別エアコンはすべて撤去した。名実ともに一台のエアコンでの涼温換気が始まった。
 ぜひ、体感にお越しください。
                          久保田 紀子

2013年7月30日23時17分

背中の視線


(左から深澤、榎本、私、円成。三人の年の合計が58歳。感慨無量である。)

 今夜は、毎年恒例の大工さんたちとの納涼食事会を小平市学園東町にある中華料理店「招来」で行った。
 若手、中堅、ベテランと、年齢が理想的にむ分布しているせいか、今月は猛暑の中の上棟が3現場あったが熱中症になった者は一人もおらず、みんなが元気ないい笑顔を見せてくれた。
 とくに、今年、田無工業高校を卒業し入社した深澤 樹さんの笑顔がすばらしかった。毎日、朝、目覚めるのが楽しみだという。彼はお母さんにマツミの家を建ててあげるのを目標としている。昨年入社した円成、榎本も同じような目標を持っている。大工にでもなろうか、大工にしかなれないというような「でもしか新人」が多い中で珍しい人たちだ。その彼らに向かって、建売業者や低価格を売りにする住宅メーカーから誘いの声が掛けられる。
 「1年もマツミで修行したのなら、もう立派に親方になれる。うちに来れば親方だよ。1棟すべてあなたに任せるから」というような誘いである。それに乗ってしまった人もいた。しかし、ひとたび粗製乱造に手を染めてしまうと、仕事の質が落ちてしまう。安く、早く、簡単に造って、儲けを多くすることばかりを目標とする業者に使われると、手だけではなく心が荒んでいく。たまに会うと、人相までが変わってしまう人が多い。
 それに比べて、親や家族のためにという目標を大切にして、お客様の幸せを心から願いながら努力する人は、目の輝きと表情がすばらしい。
 がんばって実際にマツミの家を建てた大工さんは4人いる。
 その内の一人、明日T邸の上棟を担当する西村広行さんは言う。

 「すべてはお客様のおかげです。マツミのお客様方はみんなすばらしいお人柄なのでしょうね、現場に来られて私たちを見る目が違います。よそで働いている大工に言わせると、疑心暗鬼のお客様が多いそうです。我々大工は、お客様の視線を背中に受けると心の中まで分かるんですよ。疑い深い、意地悪な視線を感じると腕がビビってしまうのです。一生懸命やっても、この人は信頼してくれていないと感じると、やる気がなくなってしまいます。
 その大工が言うのには、最近ではインターネットでにわか勉強して、知ったかぶって重箱の隅をつっつくような人が増えているそうです。
 そういうタイプのお客さんは損しますよ。やる気がしぼんでしまいますからね。
 マツミのお客様は、いつでも「ご苦労さん、ありがとう」という温かな視線の方がほとんどです。そうなると、がんばりたくなりますよ。大工は単純ですからね。心意気で働くのです。
 その点で、会長は人使いがうまいなーといつも思います。この人のためなら、いい家を造ろうとがんばりたくなりますからね。
 傍らで聞いていたベテランの高橋浩二さんが、「まったくそのとおりです。私なんか、もう40年近くも使われていますよ」と、大笑いした。

 「招来」は、私が40年近く料理を楽しんできている店で、毎年この日のために特別料理を用意してくれる。今夜も大いに頑張ってくださった。
                          松井 修三

2013年7月28日22時15分

長い目で見ればむしろ安い


 昨日ご契約をいただいたIさんは、9歳になる長女とお二人でやってこられた。
 奥さんが立ち会われないのは珍しいことなので理由を尋ねてみた。
 「この娘の下に7歳、3歳の二人の子がいますので、みんなを連れてきたのではご迷惑になるだろうと妻が留守番をしてくれています。
 最初に<「いい家」が欲しい。>を読んだのは私ですが、妻に薦めたところ三部作のすべてを読み、妻が「涼温換気SA‐SHEの家」と決めたので。
 妻にすると、長女がアトピーで、長男がアレルギーで長年苦しんでいて、それに家族全員が酷い花粉症ですから、空気、つまり換気のことに力を注いでいるマツミさんの家造りは魅力的なのです。
 それまで検討していた住友林業よりも予算を必要としましたが、よくよく検討してみますと、住み心地を左右するはずの換気と冷暖房の点で、住友方式よりもマツミ方式の方が優れていますから、長い目で見ればむしろ安いと判断しました」。

 契約書に印鑑を押すとき、長女はまるで奥さんの代役をするかのようにIさんをサポートしていた。
 住み心地のすばらしさについてご家族が話し合うたびに長女は、「この家は私が契約したのよ」と鼻高々で自慢してくれるに違いない。

 大手ゼネコンに勤めているIさんは、マツミの施工力に信頼と期待を寄せられている。

 今日の勉強会も盛況だった。17人が居た地下にある部屋は、スタート時の温度が24度、湿度46%、約3時間後の温度は26度、湿度は48%。湿度の上昇はわずか2%。これはセンターダクト方式の換気がいかに優れたものであるかを物語っている。体感ハウスに移動された方々は、快適さに驚かれ3組の方からプラン依頼をいただいた。
                          松井 修三

2013年7月27日23時14分

やや暑めがいい

 昨日、横浜事務所に来られたお客様の体感理由は、「全館が一律に冷暖房効果が及んでは困るから」とのことだった。全館空調を誇るあるハウスメーカーの家を体感しての感想であった。
 女性の60代とおぼしきお客様は、1階のすべての部屋を体感されてから言われた。
 「こんなにどの部屋も涼しくては困るのです」と。

 対応した久保田さんは、2階に案内してこう答えたそうだ。
 「センターダクトから直接冷暖房されない部屋を設計すれば、冷暖は涼温になり、ご希望に叶うはずです」。
 実際、横浜事務所の2階にはそのように間接的にしか冷暖されない部屋があり、夏は直接の部屋よりも1から2度温度が高い。
 お客様はその違いを体感されて、「これなら申し分ない」と納得された。

 温度差を必要とする理由は、同居する息子さんが暑がりでエアコンが大好き、お客様はエアコンが大嫌い、やや暑めがいいという。一緒に暮らすペットの犬も同様なので、その三者が満足できる家を求めて住宅展示場巡りをしてきたが、そのような家はどこにもなかったそうだ。
 帰り際に私と顔を合わせたお客様は、「おかしなことを確認に来たと思われるでしょうが、来た甲斐がありました」と笑顔で帰って行かれた。

 このようなお客様は極めて稀であって、たいがいの方はどの部屋も快適であることを望まれる。となると、センターダクトから離れた部屋へ冷暖空気を送る工夫が必要になる。
 昨日お引き渡しをした羽村のS邸の奥さんの部屋も間接的にしか冷暖されない。
 設計士は、ルームエアコンを予備的にお勧めしていたが、それよりもセンターダクトから150ミリの太さのダクトで冷暖空気を直接送る方がベターであることが実証されている。

 過日、一週間ほど猛烈な暑さが続いたときに、「涼温換気の家」に住まわれている方々に住み心地をお尋ねした。補助的にルームエアコンの設置を求められた方も、まったく使うことなく快適に過ごせているとのお返事だった。
 エアコンと向き合わない、つまり部屋の中にエアコンがない、冷気を間接的にマイルドに受け取れる「涼温換気」は、予想以上に好評である。
                          松井 修三

2013年7月22日23時12分

こういう家で暮らしたい


 練馬区石神井町でE邸の上棟が無事に行われた。
 Eさんが挨拶で次のように話された。

 私は、すでに70歳を過ぎています。70歳を過ぎてから家を建てるということは、体力的にも、精神的にも、経済的にも不安であり、相当迷いました。その不安を打ち消してくれたのが、松井さんが書かれた<「いい家」が欲しい。>でした。
 本を読んで勇気が湧いてきて、こういう家で暮らしたいと強く思いました。今から夫婦共々、「涼温換気の家」の住み心地が楽しみでなりません。12月に、ぜひいい家を引き渡してください。

 棟梁の小原さんが大きく頷いていた。
 小原さんは、10年前に棟梁となった最初の仕事として社長の家を建てた。いまは二人の弟子を育てている。三人の顔に、Eさんのご期待にお応えしようとする強い意思があふれていた。

 今夜8時30分。外は、温度25.5度、湿度90.5%、絶対湿度20.5グラムというすごい蒸し暑さ。ところが家の中は、今のマツミの家よりもだいぶ性能的には劣る私の家でさえセンターダクトエアコン1台「弱」運転で、温度26度、湿度25.8%、絶対湿度12.8グラムという快適な状態だ。Eさんご一家にも、来年の今頃はこの快適さを味わっていただけることになる。
                          松井 修三

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