「いい家」をつくる会 会員コラム

2016年11月6日15時39分

「家づくりの常識」?


(東京都瑞穂町に先月完成したY様邸。1か月点検。「まだ暖房はつけたことがありませんが、毎日半袖で暮らしています」とのこと。
ご夫婦、息子さんの3人暮らし)

 つい最近「家づくりの常識」(現代書林)を出版された兼坂亮一さんは、中央大学法科の1年先輩である。23年ほど前は「外断熱(外張り)」で先行されていたのでモデルハウスを訪ねたことがあった。
 兼坂さんは、東京一の規模を誇る立川住宅展示場の一角で、床暖房「ウェルダン」を武器に大手ハウスメーカーと戦ってきた。
 激戦地で生き延びるには、想像を絶するようなご苦労があったと思われる。
 いまでは構造・断熱・換気・冷暖房の方法のすべてで私とは考えが異なっている。

 断熱の方法を「内断熱(充填断熱)」変更した理由について、
 「日本は地震の多い国なので、外張り断熱工法は適さないのです」
 「平成11年に次世代省エネ基準が告示され、外張り断熱工法は時代遅れの工法になりました」と、自己弁護されている。
 そのいずれもが、外断熱を否定する理由にならないことは、常識的に知られている。外断熱で対応できないほど基準のレベルが上がったら、相応に充填断熱を付加すればいい。断熱の基本は、「外」であることは世界の常識だ。
 地震を心配するのであれば、内部結露はもとより、強風をともなった豪雨に見舞われたときの「充填断熱」の方がリスクが高いことを知るべきだ。

 換気については、こんなことが書いてある。
「以前は、熱交換型換気方式(第一種)が主流でしたが、最近は排気型換気方式(第三種)が主流になりつつあります」
「熱交換型換気方式は、ダクト内の汚れが問題です。熱交換機のフィルターには虫の死骸やクモの巣があり、新鮮空気はそこを通過するのです。それを見た私は、深呼吸するのが怖くなりました」。

 クモの巣は見たことがないが、私もフィルターの交換をするたびにあまりの汚れ具合にゾッとする。もしフィルターがないとしたら、肺がその役を強いられると思うからだ。
「排気型(第三種)」も、外気の吸入口にフィルターをつければ同じことである。
 外気は驚くばかりに汚れているのだ。兼坂さんは、どうやらフィルターを使っていないようだ。ということは、住む人の肺を黒くしていることになる。

 第三種は、最近、住宅先進国では省エネという点で使われなくなったのは常識だが、強風時の風切り音、湿気・冷気・熱気・騒音の侵入に対する配慮が欠かせない。
 第三種を第一種にリフォームする人は多い。しかし、その反対は皆無である。

 ところで、「ゼロエネ住宅」賛歌が高らかに響き渡る住宅展示場の中にあって、<ソーラーパネルを普及させる国の政策は、大企業を支援する「アベノミックス」の政策であり、建て主にとって何のメリットもありません。その恩恵を受けるのは、「シャープ」であり「京セラ」であり、「大手住宅メーカー」なのです>との意見は、勇気ある発言だと思う。

                      松井 修三

2016年11月3日13時17分

「いい家」をつくる会セミナー

 

今年最後の「いい家」をつくる会セミナーが開かれた。
 募集していた「涼温な家」のキャッチコピーが発表された。
 応募作品は630。
 どれも、「涼温な家」のすばらしさをお客様に伝えたいという思いがいっぱいで、優劣がつけ難い。
  その思いのたけを神奈川県藤沢市のオークランドホーム社長・前地久子さんが語った。

  女性がきれいになる、美しくなる家

 「涼温な家」は、女性にフィットするシステムです。
 お施主様の奥様の肌つやが間違いなくよくなります。
 お人柄が変わった奥様もいらっしゃいます。
 3人の息子さんを育てている方で、涼温な家に住んでから気持ちが落ち着いてきて、家族が円満になり、気持ちがすごく楽になったと喜ばれています。

 フィルター交換は、女性受けのするシステムだと思います。
 どなたも汚れをみた時にぞっとして、交換作業は家族への愛だと納得されます。
 汚れたフィルターを見て頂くことはとても良いと思います。
 「涼温な家」は住む人とともに、造る人も幸せにします。

 大阪の大成・社長の中川さんが話された。
 「心臓に難病指定の疾患があるという女性の方が体感に来られて、10年ぶりに深呼吸ができたと喜ばれていました。それほどまでに空気が気持ちよい家なのだと、あらためて感動しました」

 三重県のマルカ・近藤社長は、満面の笑顔で言われた。
 「涼温な家」に住んで4年になりました。
 引っ越して以来、女房の笑顔が増え、それともに娘との会話も増え、おがけで私も健康になりましたと。

 会場は、感動の拍手に包まれた。
                       松井 修三

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