「いい家」をつくる会
コラム
2013年9月13日22時23分
「縁あって・・・」

松下幸之助の「道をひらく」を、毎日一話、ゆっくりと三回繰り返して音読している。
今日の一話。
「縁あって・・・」
おたがいに、縁あってこの世に生まれてきた。そして、縁あっていろいろと人とのつながりを持っている。
縁あって・・・何だか古めかしいことばのようだけど、そこにはまた一つの味わいがひそんでいるように思える。
人と人とのつながりというものは、とかく人間の意志でできたと思いやすいもので、だからまたこのつながりは、じぶんひとりの考えで、いつでも絶てるかのように無造作に考えやすい。
だがほんとうはそうではない。
人と人とのつながりには、実は人間のいわゆる個人的な意志や希望を越えた、一つの深い縁の力が働いているのである。男女の縁もまた同じ。
そうすれば、おたがいにこの世における人と人とのつながりを、もうすこし大事にしてみたい。もうすこしありがたく考えたい。不平や不満で心を暗くする前に、縁のあったことを謙虚に喜びあい、その喜びの心で、誠意と熱意をもって、おたがいのつながりをさらに強めてゆきたい。
そこから、暗黒をも光明に変えるぐらいの、力強い働きがうまれてくるであろう。
松井 修三
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