「いい家」をつくる会
コラム
2013年12月25日22時00分
寒がりな愛犬たちのために


ドックファッションデザイナーであるGさんご一家が、「涼温換気の家」を建てられることになった。
店の名前は、「PIM・LICO(ピム・リコ)」といい、ロゴの下には「picky mania limitation」とあった。私の英語力で瞬間的に理解したのは、「特別にこだわりのある人限定」であった。pickyを辞書でひくと「気難しい、きちょうめんな」と出る。つまり一般的には「うるさ型」として敬遠されるようなお客様はウエルカムですと言っているのだ。
すごい意気込みであり、自信である。
「よそへ行かれても、うちほど親切丁寧に思いやりがあって、なおかつファッショナブルな洋服は見つからないでしょう」と商売されているのだ。
マツミでは、「なおかつ」の後にこう加えるだろう。「冬暖かく、夏涼しく、空気が気持ちいい」と。そこを気に入っていただいて、寒がりで暑がりなワンちゃんたちのために「涼温換気の家」を選んでくださったのである。
いつものように連れて来られた4匹の犬は、車の中でおとなしく待っていた。今日は晴れて契約の日なので、帰り際に記念写真を撮るために外に出てもらった。ドッグレース用にとイギリスで生まれ育った2匹の「ウイペット」は、駐車場の中で見事な走りっぷりを披露してくれた。Gさんにだっこされていた臆病とされている小型犬の「トイマン」は、両手を差し伸べる私の懐に飛び込んできた。
写真の「フレンチブルドック」は、顔のとおりおどけたひょうきんさで一番の人気だった。
Gさんが、マツミに決めた動機は、90歳になられる母親の一言だったそうだ。
依頼先をどこにしたらよいかさんざん迷っていたある日、おばあちゃんが朝日新聞の天声人語の下に出ていた広告を目にされ、「この本を読んでごらん」と勧められたとのこと。住宅の本は、いろいろ広告されているのに「『いい家』が欲しい。」を勧めてくださった選択眼に感謝し、ご期待に精一杯お応えしたいと思った。
http://pimliko.co.jp/SHOP/33502i.html
松井 修三
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