ii-ie.com「いい家」をつくる会

「いい家」をつくる会
コラム

20168214時24分

多くなる類似システムのアピール

以前、私共が住宅設備資材等を購入しています、中堅大手商社の重役が新潟に来られた際、挨拶に寄りたいとのことで来社されたことがあります。

当社の体感ハウスの床下、各部屋、小屋裏までを一通りご覧になられてから、住宅業界の現況等の話になりました。

平澤のところの近況を聞かれた後に、その商社が扱う、省エネ換気システムの話を始めました。


テーブルに綺麗な資料を広げ、それを覗き込みました。

その後に平澤建築事務所でつくっている「涼温換気の家」との差について、私の意見を求められたのです。


言葉に詰まってしまいました。


そのシステムのパンフレットとは、床下に全熱交換器を置き、入って来る外気を熱交換して床下に直接吹き出す方法だったのです。


汚染された室内空気は、床付け排気グリルからダクトを通し、全熱交換器に集められて熱交換された後に排出されます。

給気は、基礎上外壁部分に取り付けられたフードからであり、そこにフィルターが設けてあります。

花粉を除去して、新鮮外気を家の中に入れる方法と説明されました。

PM2.5は粒子が細かいせいか、その除去については記入されていないと感じました。


「涼温な家」のように、パンフレットには夏と冬のシステム概念図が描かれています。

冷房、暖房は各部屋にそれぞれ設置する個別エアコンで行うのですが、不快な風や音、台数については触れられていません。


35坪位の住宅でも、必ず4、5台の個別エアコンが必要になると想像ができます。

よって、省エネの記入とは如何なものかと感じてしまいます。


しかしながら、国が定めるゼロエネルギー住宅認証の計算式には有利な数値が出るやり方となっているところがみそなのです。

住み心地への配慮は見当たらないが、数値は魅力的表示となることでしょう。

ここが選択の問題となるところです。


失礼だが、我々の家づくりのコンセプトと次元が違い過ぎる為、話しは消極的に聞いてしまった。

参考までに、平澤の勉強会で使用している空気環境スライドの一部をお見せしたら、重役の言葉数が少なくなってしまった。


深い理論と総合的温熱環境を理解なく聞くと、つい頷いてしまう様な美しいパンフレットが氾濫しています。


この件も1つの提案にしか過ぎませんが、飛びつきたくなるような空気の概念図でありました。

今後益々、空気や温熱環境、省エネ換気等を打ち出したシステムの家づくり情報が多く流れて来ると予測できます。


求める家を絞り込む為には、その空気環境や空気の質、淀み、内部の臭いを体感する事が不可欠となってきます。


アピールの氾濫する中で、言葉とパンフレットの怖さを感じた次第です。


全ては体感であり、営業トークに耳を傾けることと同時に、ご自身の体感をもって家づくりを判断されるべきだと思います。


涼温な家は、脳を活性化させます。

健康増進に必ずや役立つ家と言えます。

ぜひ、7月、8月には時間をつくり体感にお越し下さい。


あるのです。

このような「住み心地のいい家」が。

平澤建築事務所 平澤 政利

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