「いい家」をつくる会
コラム
2012年5月28日15時00分
大阪の美和工務店さん


大阪の美和工務店さんの勉強会に参加した。
会場に着いて驚いたのは、出迎えた社員さんたちの気迫である。
新換気SA‐SHEの家造りに対する自信が全員に漲っている。
それらの感じは、前回に増すこと数倍であった。すでに予約の22組のお客様方は着席されていた。
住宅業界には、スマートハウス、ゼロエネルギー住宅、ローコスト住宅の旗が立ち並び、呼び込みの声が激しさを増している。
この時期に、「家に何を求めるのか?」が定かでないと、どうしてもそれらの声に引きずられてしまう。太陽光発電で年間いくら得するか、1万円単位の優劣と値引きに振り回され、家づくりの本質を見失っているお客様のなんと多いことか。
会場を見回すと、そのような方は皆無の感じを受けた。
これまでにない真剣な眼差しには、太陽光発電などの表面的、付帯的なものではなく、もっと根源的なところ、もっと納得のいくところに価値を求めたいとの思いが強く込められていた。
大阪人は、本当に価値のあるもの、本物にはお金を惜しまないと聞いたことがあるが、今日の参加者には、まさにそのようなオーラがあふれて見えた。
終わってお見送りをしたのだが、「本当にいいお話を聞かせていただいた」と声をかけてくださる方が多かった。
中には「ソーラーサーキットの家」に住んでいるのだが、ぜひとも「新換気リフォーム」をしたいと希望される方もいらした。
また、「まもなく梅雨入りとなるのだが毎年湿気に悩まされている。
ぜひとも新換気の家に住んでみたい」と望まれる方もいた。
新幹線の中で座席に配布されている雑誌「ひととき」に、千宗室さんが「梅雨の飴玉」と題するエッセイを書かれていた。
その一節である。
「乾燥した冬に飴は欠かせないが、梅雨時もそうである。朝の残り湯のように生気の欠けた湿気が喉に纏わりつく梅雨冷えの期間も、私の飴の消費量は上がる」。
「朝の残り湯のように生気の欠けた湿気」とは、なんと体感的な表現なのだろう。
「新換気SA‐SHEの家」ではこのような鬱陶しい湿気を感じることはないが、千さんが好まれる飴のおいしさは、さらに増すに違いない。
松井 修三
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