ii-ie.com「いい家」をつくる会

「いい家」をつくる会
コラム

201281610時13分

「涼温換気」の醍醐味

久保田紀子さんから毎朝、「涼温換気」につて報告のFAXが入ってくる。

測定機が8ヵ所に設置してあり、それらのデータをパソコンに吸い上げるとグラフ化されるので、それをメールしてくればいいのだが感性を重んじる人らしく手書きである。

不思議なもので手書きされると、数値が理性の範囲を飛び出して、涼しさ・暑さという感性的な意味合いを発揮して見える。


報告の冒頭に、家の内部と外の絶対湿度の比較がある。家の中は12.2gで「サラッとしている」。外は18.6g、「無風で空気がベタッとしており重い感じ」とある。

この状況で窓を開けたら、湿気が止めどもなく家の中に浸入してくる。

「ソーラーサーキットの家」の床下ダンパーは地面に近いだけに、さらに湿気た空気が入ってきてしまう。家の中は、蓄熱・保温・保湿状態となり、エアコンをつけたとしても除湿効果を得るのが難しくなってしまう。省エネの逆を行くことになりかねない。


久保田邸は、「涼温換気」にしてから今日で1週間が経過する。久保田さんは3日間ほどやや戸惑っていたようだが、「暑からず寒からず、グッスリ眠れた」と書く日が増えてきた。「このサラサラ感がなんともいえなくすばらしいですね。“涼”に関しては申し分ないと思います」とも言う。


8月6日に私はこのように書いた。

<「涼温換気」というのは、センターダクトで供給される浄化され全熱交換された換気の流れに、「涼」と「温」という味付けをするものである。すると「涼味」は、かつて味わったことがないほどのすばらしさになる。>

報告には、「自分の肌に合う涼味を探す・見つける・掴むことが大事」とある。

久保田さんも、「涼温換気」の醍醐味に気付きつつあるようだ。


なお、「醍醐味」には、美味の最上のものという意味のほかに、本当の面白さ、深い味わい、神髄という意味がある。私は、さきほど事務所に行って「涼温換気」の醍醐味を堪能してきた。二重ドアで仕切られた書庫やトイレの中も「エクセレント!」だった。


松井 修三

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