ii-ie.com「いい家」をつくる会

「いい家」をつくる会
コラム

201283009時41分

絶対湿度とサラサラ感

横浜事務所で半日仕事をした後、体感ハウスで2時間ほど過ごした。

事務所は「涼温換気」。体感ハウスは「小屋裏エアコン」である。

玄関を入った時の涼感は同じように思えるのだが、しばらくいると違いが判る。でも、どちらも快適であることは確かだ。

車を運転し、約1時間をかけて小平に戻った。真っ先に体感ハウスに入る。イメージしたとおり、いや、それ以上にさらさらとして快適だった。家中を体感してから自宅の玄関を開いた。

涼しいのだが、体感ハウスとはサラサラ感が違う。


女房が、このところなんだか空気が重い感じがすると言う。

温度は、27.2度、湿度62.3%。まあまあの状態なのにである。

そこで絶対湿度を測った。すると13.2グラム。外を測ると温度28.1度、湿度81.3%。絶対湿度は18.2グラムもある。内外の差5グラム。これはすごいと自画自賛したくなるところだが、ここで久保田さんに電話して絶対湿度を測ってもらった。すると温度26.4度、湿度52.6%、絶対湿度11.3グラム、さらさらしてとても快適だとのこと。


私は、再度体感ハウスに向かった。測定してみると、温度26.2度、湿度51.2%、絶対湿度は11.2グラム。こちらもサラサラ感は申し分がない。


これですべてガッテンした。


わが家は、気密性能が悪いのだ。本来第一種換気は、内外の気圧差を生じないように吸気と排気のバランス調整をしてあるのだが、わが家では排気を多目にしている。室内が負圧になっているところに、絶対湿度5グラムの圧力が加わり、全熱交換換気が働いているにもかかわらず、久保田邸や体感ハウスよりも2グラムも絶対湿度が高くなってしまっているのだ。

その分、サラサラ感が薄れてしまう。外の絶対湿度が15グラム前後の時は、わが家でもサラサラ感を十分満足できる。しかし、18グラムを超えてくるとそうはいかなくなる。

女房に空気が重いと不満を言われるのは残念だが致し方がない。

私は、わが家の性能が悪いとは言わずに、ちょっと心苦しく感じたが愛犬のななちゃんが湿気を出すせいだよと説明した。


ひとたび、「涼温換気」のサラサラ感を味わってしまうと、田舎育ちで、ちょっとやそっとの温度や湿度差などは気にもしなかった人が絶対湿度のわずかな違いをも感じ取るようになる。私はおかしくなって、ななちゃんを抱き上げた。


松井 修三

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