ii-ie.com「いい家」をつくる会

「いい家」をつくる会
コラム

201291803時37分

「なんだ、もっといいシステムがあるではないか!」

15日にロンドンから電車で1時間Swindomにある英国住宅新築・改築センターを訪問した。「涼温換気」に似たシステムを3社が展示しているのを見るのが目的である。


今日17日(月)、その中で一番気になったThe Unico System社にホテルに来てもらい、ミーティングルームでプレゼンをしてもらった。荒川さんは帰国し、予定した通訳が来れなくなったので、久保田さんと二人で懇談した。

冷房・暖房はダイキンか三菱製のエアコンを用いているのだが、関心を惹かれるのはユニークな断熱・消音ダクトだ(テーブルの上にある銀色のもの)。スモールダクトというだけに外周が9cm弱、内径が5cm弱という細身である。

こんなに細くしたのでは空気抵抗が増し、空気搬送のエネルギーが増大し、ランニングコストが増えてしまうと常識的には判断してしまう。

それに、モーターの音や風音も高くなり使い物にならないはずだとも。

ところがアメリカへ年間2万台ぐらいも輸出されているというのだから、そんな推測は間違っているに違いない。ダクトのサンプルについて仔細に観察すると、確かに優れものである。

「涼温換気」には用いるところがないのだが、このUnicoシステムが日本に入ってきたとき、センターダクト方式と優劣が競われることになるであろう。

お客様から、「なんだ、もっといいシステムがあるではないか!」とクレームをいただくことは絶対に避けなければならない。

だから、約2時間に渡って営業担当役員であるRon Butteryさんと懸命に意見交換をした。


その結果明らかになったことは、換気において、「涼温換気」の方が断然優れているということである。冷・暖機能に関しては体感しないことには優劣は判らないことだが、説明上ではアメリカ人に好まれそうに感じた。


外気は決して安心なものではないという前提に立ち、越境大気汚染の影響や、「環八雲」などのことを考えると、室内空気質を確実に改善できる換気システムの選択は必須である。

工事がしやすく、手っ取り早く冷・暖房ができるということだけではお客様にお勧めするわけにはいかない。

しかしながら、徹底した比較をしておきたいのでプラン依頼をしてみたところRonさんは快く引き受けてくれた。


これは、今日社員から入ったメールである。

<新規のお客様のご案内の前に、体感ハウスを確認に行きました。

涼温換気26℃設定弱運転で、1・2階とも25℃/54%、小屋裏は26℃でした。外部は通り雨があったこともあって一段と蒸し暑かったのですが、玄関を入った瞬間、涼温換気の家独特の涼しさがとても快適でした。

それだけに、体感ハウスを出た時の蒸し暑さはさらに一段と増して感じられ、内部の快適さを思い知らされました。

その後、体感されたお客様は、あまりの快適さにすっかり驚かれていたと案内した設計担当が言っていました。>


松井 修三

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