ii-ie.com「いい家」をつくる会

「いい家」をつくる会
コラム

201210712時02分

「涼温換気の家」第一番目

お客様にお引き渡しをする「涼温換気の家」第1番目は、東京都三鷹市のM邸である。

午前9時、小雨でちょっと肌寒い天気。室内は温度24度、湿度63%。「新換気」の働きだけで十分快適な状態だった。

私としては、「涼温換気」を働かせ、Mさんご夫妻に涼感を味わっていただきたくて張り切っていたのだが、そうはならなかった。

技術系の最先端企業の経営者であるMさんは、「あわてることはないですよ。来年の夏をお互いに楽しみにしましょう」と笑顔で言ってくださった。

ありがたい限りである。


東京での勉強会はいつものように事務所の地下で行った。

「涼温換気」を冷房25度設定「弱」で運転。11人のお客様の目の前に置いてある温度・湿度計の表示は、24度/44%。約2時間後、勉強会が終わったときは25度/44%。個別相談に席を移すとき、年配の女性の方から声を掛けられた。

「あの温度計ですが、湿度の方がこわれていませんか?温度は1度高くなりましたが、湿度は最初から44%のまま変化しないのですから」

そう指摘されて、私もそうなのかしらと心配になった。

そこで、センサーに息を吹きかけていただいた。すると、表示はみるみる変わって60%以上に上昇。お客様はびっくりされた。

「これは、地下室の造りがいいからなのでしょうか?」

「それもあるでしょうが、なによりも涼温換気の働きです」

と、答えてから私も質問したくなった。

なんで地下室の湿度がこうも低いのだろうか?

1・2階よりも10%は低い。

「涼温換気の家」だからといって、こうはならない。今日の場合は、55%から65%前後ぐらいのはずだ。

考えあぐねていると、その方は「「地下室がこんなに気持ち良いのであれば、ぜひ造ってみたくなりました」と言われた。

勉強会で話をしている間気になっていた硬い表情が、別人のように晴れやかになられプラン依頼となった。

松井 修三

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