「いい家」をつくる会
コラム
2012年11月4日09時42分
人生、何を楽しむのか?

東京事務所での勉強会は満席だった。
個別相談の席で60代の女性が言われた。
「今住んでいる家は築40年になるのでどうしても建て替えなくてはなりません。冬は寒いし、夏は暑くて二階ではいられないほどなのですよ。しかし、終の棲家を建てようと決意していた主人を昨年亡くしました。それだけに、絶対に失敗はできないと、あちこちの住宅展示場を回って精いっぱい勉強してきました。
40歳になる息子に、これに決めようと思ってと話すと、ことごとく反対されましてね。息子は、家にお金を掛けたってしょうがない。もっと安くできる家があるはずだと言って反対します。
私はその考えが納得できず、私が自分のお金で建てるのだからあなたは一切口出ししないでと啖呵を切ってしまおうと思ったことがあります。
しかし、松井さんの本を読んで、それまで自分なりに精いっぱい勉強したつもりであったのですが、まだまだ不十分だったと気付かされました。
息子に啖呵を切らなくてよかったです。でも、松井さんの家づくりに反対されたら、啖呵を切っても後悔しないと確信しました」。
どう見ても60代後半にしか見えない80歳になるという男性(後列で身を乗り出している人)が言われた。
「最初は妻が久保田さんの本を読んで、この本は小説を読むよりも面白いし、泣けてしまうと言うのです。そして、ぜひこういう家に住みたいと言い出しました。
いま住んでいる家は40年前にミサワホームで建てたのですが、本を読むまでは、暑い寒いはどこの家もこんなものだろうと気にならなかったのです。しかし読んでしまうと、なんとしてもこういう家に住んでみたいと、私も思うようになりました。
私はスキーが大好きなので、筋トレをして体を鍛えて毎日元気で人生を楽しんできたのですが、これからは住み心地も大いに楽しんでみたくなりました」。
松井 修三
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