ii-ie.com「いい家」をつくる会

「いい家」をつくる会
コラム

201211609時44分

「涼温換気の家」の温感

「さらに『いい家』を求めて」をしっかり読みこなしている50代後半の女性のお客様が「涼温換気」を体感に横浜へ来られた。最初は体感ハウスでお土産に持参された「たい焼き」をいただきながら会話した。

その方は開口一番に、「私は、久保田さん以上に敏感だと思います。とにかく体は悪いところだらけの虚弱体質なのですから。気流に過敏な点では、松井さん以上でしょう。松井さんの本を読んでいて思ったのは、この人も私と同じくらいに虚弱体質なのではなかろうかということです」と、笑われた。


「涼温換気のスイッチを入れたのは今月に入ってからですから6日目になります」と、久保田さんが話し始めた。

「これまでは、クレダやユニデールのような蓄熱式電気暖房に優るものはないと、ずっと思い続けてきたんです。でも、いまでは『涼温換気』の暖かさにすっかり魅せられているのですよ。今頃は朝晩の温度差が激しいのですが、スイッチひとつでつけたり止めたりして、好きなように快適さをコントロールできる点もいいですね。

これまで抱き続けてきたエアコンに対する悪いイメージがなくなりました。と言うより、エアコンだって意識しない、この暖かさはエアコンによるのですよと説明しないかぎりは何で暖房しているのかが分からないと思います。

暖かいって、なんて幸せなのだろうと毎日感謝しています」。


あまり過大な期待を与えない方がいいのになー、と心配になるほど久保田さんの話は熱を帯びていた。

一方お客様は、感じ方、考え方がとてもクールであった。

私の観察を見通したかのように、「体がこうまで弱いと終の棲家を造るのに真剣になります。そして、ついつい疑い深くなってしまうのですよ」と、笑顔を私に向けられた。

5メートルほど離れたところで自動運転していた加熱式加湿器が送風モードになり、ほんのかすかに空気の質感が変わった。

しばらくするとその方は、脱いでいた上着を着た。私は、その敏感さに驚いた。

「涼温換気」を体感するために隣にある体感ハウス兼事務所に移動するとき、私は久保田さんに案内を任せることにした。


1時間ほどして、久保田さんが笑顔で戻ってきた。

「いま、タクシーでお帰りになられました。とても満足されて、ぜひとも『涼温換気の家』に住みたいとのことでした」。


松井 修三

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