ii-ie.com「いい家」をつくる会

「いい家」をつくる会
コラム

201211909時47分

40代で建てる理想の家 「ミセス」12月号

起床すると、まず内外温度計に目をやるのが習慣になっている。昨日の朝6時の外気温は6.7度、室内は21.1度、今シーズン一番の冷えだった。少し肌寒く感じたので「涼温換気」のスイッチをONにした。節電モード弱運転、25度設定で運転。


蓄熱式電気暖房機の場合、寝る前にテレビで明日の天気予報を見てスイッチを入れるのだが、「涼温換気」の場合は寒いと感じた時に入れればよい。もともと蓄熱・保温性能の高い家なので、一晩の間に外の温度が10度下がったとしても、家の中は1度か2度程度しか下がらない。だから、「少し肌寒い感じ」を適温にするのは簡単だ。

1時間後には、外気温は変化なかったが室内温度は1度上がり肌寒さはなくなった。エアコン暖房による温風や温度むら、モワーッ感がない。

「この温かさ、いいねー」と、思わずつぶやいた。「暖かさ、涼しさにも松竹梅がある」と教えてくれたのは松井さんだが、いまでは私にもその違いが明確にわかるようになった。


東京・小平店で、目黒区自由が丘で建て替えのK邸のご契約があった。

Kさんの奥さんが言われた。

「こうして契約ができたのは、久保田さんの一言があったからですよ。あの一言をいただけなかったら、いまもいろいろと迷っていたことでしょう」。

Kさんご夫妻と出会ったのは、3年前の1月の横浜での勉強会だった。その後ようやくプランが固まり、契約に進もうとしたとき東日本大震災が発生した。

奥さんは、たくさんの犠牲者が出て、多くの人が悲しみのどん底にあるというのに自分だけ「いい家」に住むことはできないと、家造りを見合わせられた。


2か月ほど前、奥さんから電話があり、もう一度家造りに取り掛かりたいので相談に乗ってほしいと言われた。最近、持病の方は何とか落ち着いているのだが喘息が発症してしまったというのだ。奥さんは、私がマツミの家に住むようになってから喘息の発作が起きなくなったことをご存じなのである。

「ぐずぐずしていないで、一日も早くマツミの家に住むべきです」そう言った後で、我ながら言葉のきつさに驚いたのだが、喘息の発作ほど苦しいものはないことを身をもって知り抜いていたから出た言葉だった。


ご主人が言われた。

「家の建て替えを考え始めたときは、あちこちのハウスメーカーに行きました。でも、妻は勉強会に参加してから、私はマツミの家を絶対に建てると言い張るようになりました。少し熱を冷まそうと、こんなメーカーもあるよ。こんな家造りもあるよ、と持ちかけてみたのですが見向きもしませんでした」と、奥さんを愛おしそうに見つめられた。


私は契約の最中に、立ち会った会長、社長、専務を見ていて、すごいことだなーとつくづく感心していた。

それは、私を含めて4人が「涼温換気の家」で実際に暮しているという点だ。

会長、社長、専務ともが自社の家に住んでいるというハウスメーカーはあるだろうか?


11月7日に発売になった婦人雑誌「ミセス」12月号に、「40代で建てる理想の家」というタイトルの特集が組まれている。その冒頭のページに、こんな書き出しの私へのインタビューが掲載されている。

<家を建てようと思います。

さあ、あなたはまず何から考え始めますか?建てる場所?間取り?それともデザイン?

『さらに「いい家」を求めて』の著者、久保田紀子さんが求めたもの、それは\"住み心地\"でした。けれども最初からそれを求めていたわけではありません。>


久保田 紀子

アーカイブ

2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年