木造住宅の比率の今後
「いい家」が欲しい。/談話室
noah
2004/09/12(日) 15:26:55
1998年 2003年
全体 木軸他 73% 73%
プレハブ 17% 14%
ツーバィフォー 10% 13%
鵜野さんのボードで上記のような資料を得ました。実際、群馬などでは2x4が非常な勢いで増えているようです。プレハブ住宅が減った分、2x4に移行しているようですね。鉄やコンクリートよりも一戸建てはやはり木の家が一番アピールしているのでしょうね。
在来軸組みの住宅の構造も実際は金物、合板などを多用して内容的にはほとんど2x4の構造と変わらなくなりつつあります。昔のような間柱をあらわして塗り壁のよさを出すならよいとしても単に石膏ボードに壁紙貼って壁を作るなら安くて丈夫な壁耐力工法である2x4にしたほうが合理的。
ただ今までの習慣とか、経験の流れで軸組み工法でやっているとしか思えません。今後、職人の育成確保とか技術の伝達を考えると世界標準工法でもある2x4への移行が今後益々一般化すると思われますが、ここの関係者の皆さん、実際どうなんでしょうね?
tonko1st
2004/09/12(日) 16:05:33
noahさん
ご無沙汰しております。
木軸他が73%で 変化ないようですが 実体は 2x4でしょう。
スタッドが 柱に見えたり ひどい場合は大壁で すべて隠せるから
中身は 2x4の場合が多いと思います。
大工さんも 本格派が減った分 3週間見習いして 木造住宅を
そく 請け負う大工も増えたそうです。
とすれば 2x4のほうが 施工が簡単な分 リスクは減るでしょう。
???
2004/09/12(日) 21:49:23
日本の現状を考えると、プレカット軸組みで、外壁に構造用合板を張り、2F床は剛床張りと言うのが、今後の方向でしょう。
もちろん、小屋組みも、ロフトや勾配天井が増えるから、これからは洋小屋にして、束建式の和小屋は構造上も弱いのでやめる。
結局、ツーバイと同じモノコック構造となり、強度も十分に出て剛構造になる。
筋交い入れた家と比べ、地震での2Fの揺れがずっと少なく、建物の歪みによる内外装の痛みも少ない。
筋交いでも、ちゃんと設計・施工すればなどと言うが、あくまで倒れない座屈しないというだけ。
柔構造なため、揺れを自分が揺れることにより吸収するので、家は倒れなくても、内部や外壁はぐずぐず状態になっちゃう。
これまでの大地震での、ツーバイと軸組みの家の被害状況を比べて見れば明らか。
ツーバイも、ある程度は伸びるでしょうが、柱となる材料が入手困難にならない限り、軸組みは不滅でしょう。
ツーバイに比べ、設備も十分(ツーバイのパネル工場数に比べ、プレカット工場数の方が多い)あり、職人さんも慣れていて、かつ壁や床の剛性もツーバイ並みにでる。
良い点は、現場組みで有りながら、軸組み得意の屋根がすぐ出来る点がスポイルされません。
技術も簡単方向で、かつこれまでの技が生きるため、教える人も多数で継承も問題少ない。
この構造でも、SCも可能なようなので(SCそれとも2×6(2)参照)、ご安心を。
道産子
2004/09/12(日) 22:48:56
在来・・2×・・工法よりも、構造材の良し悪し、施工技術の良し悪し・・
で、今後リフォームした時に結果が出るのでしょう・・・きっと・・
しっかりとした構造体と、しっかりとした技術は・・たぶんどこの国にもノウハウがあって・・継承して行くと思います。
後世・・よい仕事だねーと言われる家作りがいっぱいならよいですね・・
それもわからない職人がいっぱいいるのでしょうか??
最近、気骨のある若い職人さんは・・在来の(プレカット)でない仕事を覚えたい人多いように思います・・
ものつくり日本の文化は、明るいのではないのでしょうか?
???
2004/09/13(月) 05:28:51
道産子さん、良い仕事をしようと、一生懸命墨付けや刻みをやってきた職人さんや工務店サイドの気持ちとしては、わかります。
ですが、庶民の住宅は、文化財でも贅沢品でもなく、毎日使う日用品と同じ要素が大きいのではないでしょうか。
当然、コストパフォーマンスという所が大きなファクターとなるわけです。
10年前のプレカット黎明期なら、まだ手刻みで木をみて刻んでもらう方が、安心できたし、コストも高くはなかったでしょうが、今はもう勝負になりません。
相手(プレカット)も進歩しています。確実に改善の手を打ってきています。
今や、かなり腕の良い棟梁で、木を選べる予算がない限り、プレカットが無難となっているんじゃないでしょうか。
プレカットも埋め込み金具が普及してきて、ほそや仕口さえも無くなってきています。
これからも、どんどん変わると思います。
現場の職人さんが、腕を磨くのは良いことですが、それと住宅工法全体が進んでゆく流れは、かならずしも一致しないわけです。
周りをみれば、多くの産業がそうなっています。
私は、生産性向上のために、多能工の職人さんが住宅建築でも重宝されるようになると思います。すでにリフォームを手がけているところでは、そうなりつつあります。
近所の、一級技能士で職業訓練所指導員で、この道40年の工務店家族経営の棟梁が、リフォームだと屋根も葺けば、塗装もする時代です。
新築棟数が減ってゆく現状では、現場に入る職人さんの数を絞らなければ、生きてゆけません。
味気ない合理化といってしまえば、それまでですが、そう言った変化の中では、ある技術を深くよりも、
無難なレベルで色々できる人が望まれて行くのだと思います。
気持ちとしては割り切れませんが、冷静に考えると、そうなって行かざるを得ないのじゃ
ないでしょうか。
tonko1st
2004/09/13(月) 12:26:49
???さん
初めまして
>現場に入る職方を減らす・・
大賛成です。
多機能職人さんの良い点は ひとつひとつの
仕事の利幅を少なくしても 総額では
十分 儲けがあるので 施主がわにとっても
利益となります。
ただし 名人的仕上げを求める施主では
だめでしょう。
noah
2004/09/16(木) 12:10:56
>多機能職人さんの良い点は ひとつひとつの
仕事の利幅を少なくしても 総額では
十分 儲けがある
tonko1stさん、そのとうりですね。2x4工法は開拓民が発明工夫しただけあって多能工方式でやるしかなかったのですね。一人でやると遊びが少なくて薄利でもOKになります。
ところが、かなりな田舎ではありうることでしょうが、実際は日本と同じで、いやそれ以上に細かく職種が分かれていて、多現場を専門職が動き回っています。そのほうが効率がよく正確な仕上がりになるのですね。多能工といえば何回か他分野を経験すれば多分それでその分野の準プロになれる。専門分野ばかり何十回、何百回経験しますから、多能工が単一専門職にその分野で技量的に勝ることはまずありません。
反面、実態は2x4というか北米での家作りは素人にできることばかりです。自分でコントラクター(工務店)やるひともいますし、趣味でフレーミング、壁作り、キャビネット作りまでやる人はかなりいるでしょう。ペイントなどは全員が専門職みたいなものです。(それだけ暇な人が多い?)何百冊もの解説本があり、資材も標準化されてプロでも素人でも同じ条件でどこででも入手可能です。取り付けも時間さえかければ素人でできてしまうところがあります。
セルフビルドというのはやってみると思ったより大変なんですが、家に手を加えることは売り物の価値を高める自己投資的の意味合いもあり、自分でやる人も結構いる。やってみると本当にできてしまうから趣味でなくて準プロの人もいる。
もし、2x4と、軸組みでそれぞれ1、2度しか現場を経験したことのないまったくの素人に簡単な形の家を作れといえばどちらが正確に(水平、垂直がしっかりしたものという意味)早く作れるか競争させてみるわかります。多分、2x4のほうが絶対に簡単だと思う。
なぜなら基本はサイズを測って鋸で切ってすべて釘で止めるだけだから。軸組みよりより簡単で早く準プロ級になれるのは間違いない。
プレカット材の軸組みならどうか知らないが、かなりの経験がないと素人で家を作るのはかなり難しいだろう。2x4はどんな大きな家でも2人でできる。軸組みはクレーンと4人は必要になるのではないか。(間違っていたらごめん。)
軸組み、2x4ともにオープン工法ではあるが、どちらが合理的かといえば2x4だろう。早い、簡単、丈夫をで実現できる点で2x4が少しづつプレハブマーケットを食い荒らしているのが実情なのかと私は考えるのですが、異論のある人どうぞ。
ハリー
2004/09/17(金) 09:57:51
Noah さん、
プレハブ業界の代表 積水ハウスの売上高で見てみても
1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004
1457.7190 1314.6960 1330.2840 1364.8000 1305.4680 1300.2370 1326.0390
と1998年あたりとピークにジリ貧。苦戦してますねぇ。
多分、半値8掛けだとか、安いパン生地にクリームだけべったりと塗りつけての
イメージ商法とかがやはり限界に来ているのではないでしょうか?
fkin
2004/09/18(土) 20:56:07
1.積水ハウスは「ジリ貧」とは言えない.
ハリーさん,全体の変化をお忘れですよ.
下表のように住宅着工数は1997年度をピークに155万戸から120万戸弱に減少していることを考えると,会社全体としては善戦していると言っていいのではないでしょうか.
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/ka/k_jissek/k_jissek.html
積水ハウスHP
http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/ex/jyuu3.xls
着工新設住宅、プレハブ新設住宅構造別戸数
http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/ex/jyuu2.xls
プレハブ新設住宅、ツーバイ・フォー新設住宅利用関係別着工戸数
から数字を抜き出すと
表1 積水ハウスの売上高と年度着工数
決算期 売上高/連結 売上高/単独 国交省 着工数 総計 持家
95.1 (94.2-95.1) 12,541億円 11,758億円 94年度(94.4-95.3) 1,560,620戸 580,927戸
96.1 (95.2-96.1) 13,094億円 12,271億円 95年度(95.4-96.3) 1,484,652戸 550,544戸
97.1 (96.2-97.1) 14,302億円 13,484億円 96年度(96.4-97.3) 1,630,378戸 636,306戸
98.1 (97.2-98.1) 14,577億円 13,638億円 97年度(97.4-98.3) 1,341,347戸 451,091戸
99.1 (98.2-99.1) 13,146億円 12,267億円 98年度(98.4-99.3) 1,179,536戸 438,137戸
00.1 (99.2-00.1) 13,302億円 12,284億円 99年度(99.4-00.3) 1,226,207戸 475,632戸
01.1 (00.2-01.1) 13,648億円 11,841億円 00年度(00.4-01.3) 1,213,157戸 437,789戸
02.1 (01.2-02.1) 13,054億円 11,188億円 01年度(01.4-02.3) 1,173,170戸 377,066戸
03.1 (02.2-03.1) 13,002億円 10,525億円 02年度(02.4-03.3) 1,145,553戸 365,507戸
04.1 (03.2-04.1) 13,260億円 10,550億円 03年度(03.4-04.3) 1,173,649戸 373,015戸
fkin
2004/09/18(土) 20:57:11
2.構造内訳のここ10年の変化
構造別戸数を,先にあげた国土交通省の統計資料から整理しました.
http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/ex/jyuu3.xls
着工新設住宅、プレハブ新設住宅構造別戸数
http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/ex/jyuu2.xls
プレハブ新設住宅、ツーバイ・フォー新設住宅利用関係別着工戸数
表2 ここ10年の着工された住宅の構造内訳
総数 鉄骨鉄筋コン 鉄筋コン 鉄骨造 木造 2×4 木造P 鉄筋コンP 鉄骨P
94 1,560,620 111,085 380,041 161,074 615,604 66,543 37,798 14,314 171,896
95 1,484,652 112,842 339,452 163,074 557,183 79,208 38,674 11,488 180,300
96 1,630,378 125,477 367,298 181,220 613,687 92,675 40,318 13,618 193,381
97 1,341,347 115,316 326,293 145,683 475,933 75,785 33,154 10,285 156,464
98 1,179,536 91,692 268,053 117,685 449,160 68,429 30,650 8,350 143,076
99 1,226,207 104,294 285,332 115,295 456,892 77,310 31,256 6,535 147,255
00 1,213,157 105,382 302,764 113,179 440,146 78,768 29,415 5,574 136,321
01 1,173,170 97,852 311,623 110,849 411,348 76,877 26,170 5,355 131,035
02 1,145,553 83,674 304,809 109,826 403,477 79,207 23,594 5,918 132,216
03 1,173,649 64,510 330,107 109,895 421,961 83,920 23,163 4,694 131,072
(P:プレハブ)
マンションを含む全体は,年間155万戸から120万戸弱へ約25%減少するなかで,木造と鉄骨プレハブ30%減,2×4は維持から若干増といったところです.
国土交通省の定義
持家:建築主が自分で居住する目的で建築するもの。
貸家:建築主が賃貸する目的で建築するもの。
給与住宅:会社、官公署、学校等がその社員、職員、教員等を居住させる目的で建築するもの
分譲住宅:建て売り又は分譲の目的で建築するもの。
在来工法:プレハブ工法、枠組壁工法以外の工法をいう。
プレハブ工法:住宅の主要構造部の壁、柱、床、はり、屋根又は階段等の部材を機械的方法で大量に工場生産し、現場において、これらの部材により組立建築を行うことをいう。
枠組壁工法:ツーバイフォー工法住宅をいう。
fkin
2004/09/18(土) 20:57:59
3.マンションを除く構造内訳のここ10年の変化
正確ではありませんが,マンションを除いて考えるため,上表の木造より右側を比率で表すと
表3 マンションを除くここ10年の着工された住宅の構造内訳
木造 2×4 木造P 鉄筋コンP 鉄骨P
94年度 0.679 0.073 0.042 0.016 0.190
95年度 0.643 0.091 0.045 0.013 0.208
96年度 0.643 0.097 0.042 0.014 0.203
97年度 0.633 0.101 0.044 0.014 0.208
98年度 0.642 0.098 0.044 0.012 0.204
99年度 0.635 0.107 0.043 0.009 0.205
00年度 0.638 0.114 0.043 0.008 0.198
01年度 0.632 0.118 0.040 0.008 0.201
02年度 0.626 0.123 0.037 0.009 0.205
03年度 0.635 0.126 0.035 0.007 0.197
95年度以降各工法とも1ポイント程度の変動です.ただし,%自体が低い木造プレハブと鉄筋コンクリートプレハブでは重大問題かもしれません.問題といえば比率よりも着工件数自体でしょうけど.2×4が他の漸減分だけ増えたように見えます.
fkin
2004/09/18(土) 20:58:42
4.2×4とプレハブの建築目的内訳
上記の数字は,持家,貸家,給与住宅,分譲住宅の全てを含むので,関心のある持ち家・一戸建がどうなっているか見てみるため,目的別の数字です. ここでの「分譲」は建売りのことだと考えられます.
http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/ex/jyuu2.xls
プレハブ新設住宅、ツーバイ・フォー新設住宅利用関係別着工戸数
表4−1 プレハブの建築目的
プレハブ 総数 持家 貸家 給与 分譲
1994 224,008 106,622 105,198 1,541 10,647
1995 230,462 118,036 99,995 2,016 10,415
1996 247,317 130,689 105,972 1,873 8,783
1997 199,903 94,390 93,490 1,720 10,303
1998 182,076 89,088 83,830 1,236 7,922
1999 185,046 97,063 79,255 888 7,840
2000 171,310 85,378 74,683 972 10,277
2001 162,560 70,192 83,135 757 8,476
2002 161,728 65,974 87,059 739 7,956
2003 158,929 65,353 86,172 683 6,721
表4−2 2×4の建築目的
2×4 総数 持家 貸家 給与 分譲
1994 66,543 34,823 17,412 296 14,012
1995 79,208 39,501 23,205 319 16,183
1996 92,675 50,671 21,672 520 19,812
1997 75,785 35,106 20,981 319 19,379
1998 68,429 35,678 17,588 147 15,016
1999 77,310 41,485 18,994 162 16,669
2000 78,768 38,058 22,282 162 18,266
2001 76,877 32,992 26,220 199 17,466
2002 79,207 33,454 28,694 213 16,846
2003 83,920 35,071 29,423 180 19,246
プレハブでは総戸数の減少は,先に書いたように全体の減少率と似たようなものですが,持ち家の減少率が大きいことがわかります.一方,2×4では他の構造が減少する中,総数が7万5千戸から8万戸を越えるまで増加しています.ただし,持ち家はほとんど増えておらず(比率では全体が減少しているので1.5倍位に増えていることになりますが),コストがより重視されると思われる貸家と建売の増加によっていることが気になります.ここらへんは鵜野日出男氏の見解と一致します.
fkin
2004/09/18(土) 20:59:37
5.一戸建てにおける在来木造,2×4,プレハブの比率
国土交通省の統計で,在来木造の建築目的の資料がありませんでしたので,これを新建ハウジングのHPから持ってきて,一戸建で工法の比率をみてみました.
http://www.s-housing.jp/newsindex/tyakkou/tyakkou2002.html
http://www.s-housing.jp/newsindex/tyakkou/03nend.html
表5 一戸建(持家+建売)の工法内訳
在来木造 2×4 プレハブ RC等 一戸建計 総合計
2002 335,473 50,692 74,117 28,014 488,296 1,151,016
2003 353,828 54,606 71,950 27,357 507,741 1,173,649
新建ハウジングのデータの見方に
(1)在来木造住宅=木造−(2×4住宅+木質プレハブ住宅) *丸太組工法住宅も含む
(2)このデータでは共同住宅と長屋住宅の数値を省略しています.
の表記があり,表のとおり一戸建を対象としていることがわかります.
国土交通省の資料との関係をみると,2×4,プレハブとも持家+分譲の合計が新建ハウジングのそれぞれの数値にほぼ一致します.
表6 数値の整合性
プレハブ 国土交通省 持家+分譲 新建
2002 65,974+7,956=73,930 74,117
2003 65,353+6,721=72,074 71,950
2×4 国土交通省 持家+分譲 新建
2002 33,454+16,846=50,300 50,692
2003 35,071+19,246=54,317 54,606
ということで,最後に新建ハウジング殿HPの数値で比率を計算すると,次のようになります.
表7 一戸建(持家+建売)の工法比率
在来木造 2×4 プレハブ RC等
2002 0.687 0.104 0.152 0.057
2003 0.697 0.108 0.142 0.054
2×4がプレハブを追い上げていることは確かですが,2003年においてプレハブ14%,2×4 13%まではいっていないと思いました.一戸建もこの談話室の対象である持家に限ると,2003年度で2×4約35,000戸,プレハブ約65,000戸ということになります.
fkin
2004/09/18(土) 21:01:01
6.まとめ
(1)ここ10年住宅着工数は,マンションを含めて150〜160万戸から115〜120万戸へおおよそ3/4になった.
(2)その間,木造在来,鉄骨プレハブとも3割程度減少した.2×4は減少せず,逆に数%増えた.
(3)マンションを除くと,その間の木造在来,鉄骨プレハブの比率は1ポイント程度低下しただけで変化は大きくなかったが,2×4は他工法の減少分を集めて8%から12%に増えた.
(4)新建ハウジングのHPによると,2003年度一戸建(持家+建売)は,在来木造35万4千戸,2×4 5万5千戸,プレハブ7万2千戸,比率は70%,11%,14%位である.
(5)2×4の戸数増加は,建売と貸家の増加による.
noah
2004/09/19(日) 03:33:42
fkinさん、熱の入ったレポートありがとうございます。
ずれにせよ住宅マーケットが全体が小さくなって、住宅建設が減少しているのですね。それでも、減って120万戸、そのうち一戸建てが50万戸ですからいずれにしても狭い国土で驚異的な数字と思います。2x4はその減築マーケットのなかで少しずつシェアーをのばしているのですね。おらく柱の種類とかサイズは多少違ってもパネル構造(2x4)の住宅は世界標準の建てかたになりつつあると思います。
fkin
2004/09/20(月) 02:22:04
fkin 2004/09/18(土) 20:58:42 「4.2×4とプレハブの建築目的内訳」の最後の文章,「ここらへんは鵜野日出男氏の見解と一致します.」は,
鵜野氏のネットフォーラム
http://hpcgi3.nifty.com/net-forum/board.cgi
2004年9月14日<火>09時14分
**************************************************************************
この5年間で戸建て市場で伸びているのは、首都圏と東海地方のみ。北関東は横ばいで、それ以外の地域は全て減少しています。
中でも顕著な伸びをみせているのが首都圏。1割程度増えています。ところが、伸びているのは分譲住宅で、注文住宅はやや減少気味。そして、分譲住宅の比率が戸建ての4割近くに。
つまり、土地価格が下がり、パワービルダーと呼ばれる地域の分譲業者が力を付けてきています。この分譲に採用されているのが改良木軸。したがって高い比率を保っています。一方、大手不動産系はツーバィフォーの分譲が圧倒的。最近はスチールも増えてきています。これが、ツーバィフォーを伸ばしています。
これに対して、プレハブは価格的に分譲に採用されず、頭打ち。そして、首都圏ではプレハブよりツーバィフォーが多くなり、逆転しました。
(後略)
***************************************************************************
のうち,中段の2×4がのびている原因が分譲(建売)であることを指します.直前の「コストがより重視されると思われる貸家と建売の増加によっていることが気になります.」という私の感想が一致しているわけではありません.誤解を与える文章でしたことをお詫びいたします.
fkin
2004/09/20(月) 02:26:35
2×4が在来軸組にとって代わるか?
答え:多分ないと思う.
理由:とって代わるためには在来軸組では実現できない(敵わない)「何か」が2×4に必要だと考えられるが,その「何か」が私にはあるように思えないから.
最近,新しい技術が既存の技術に取って代わったのものとしては,固定電話と携帯電話(
http://www.telecomi.biz/backnumber_tc/interview_tc_0106.htm
),ビデオとDVD(
http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/h16/html/G1303100.html
),銀塩写真とデジカメ(
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000802/digicame.htm
)が思い浮かびます.いずれも,既存の技術では実現できない機能が新しい方の技術にはあったので,主役の交代が起こったのだと思います.
固定電話も,ビデオも,銀塩写真も,それぞれ,どこからでも通話できる,画質の良さや頭出しの容易さ,撮ったものをその場で見らのれる便利さ,といった点はどうやっても実現できなかった(厳密に言えば合理的コストでは実現できなかった)ので,主役を譲らざるを得なかったということです.そのような違いが軸組と2×4の間にあるのでしょうか.
時として,「工務店は新しいことをやりたがらない」と言われますが,これは施工に責任を持つということであれば当然だと思います.自社で実績のある方法,材料を使いたいというのは当然だと思います.同じように,軸組に何か弱点があったとして,それを手慣れた軸組の延長線上での改良ですむのであれば,???氏の言われるような生産設備やそれまでの蓄積もあり,そっくり別のシステムに変える必然性があるとは思えません.構造用合板を使うことによって2×4に対抗しうるなら,何も2×4に変えてしまう必要は無いのではないでしょうか.それは「ただ今までの習慣とか、経験の流れでやっているだけ」とは違うと思いますし,「それまでの習慣とか,経験の流れ」も大事だと思いますが.
追伸 拙宅は4年ほど前に建てた2×4(3階建)です.
fkin
2004/09/20(月) 02:33:20
ハリー様
プレハブと工務店の建てる家の違いって何でしょう.国土交通省のプレハブの定義がは先に書いたように「住宅の主要構造部の壁、柱、床、はり、屋根又は階段等の部材を機械的方法で大量に工場生産し、現場において、これらの部材により組立建築を行うことをいう。」だそうですが,工務店が建てるにしても,柱,石膏ボード,断熱材,外壁材,屋根材,構造用合板,どれも工場生産で,それを現場で組み立ててるのは同じじゃないでしょうか.
設計・製造にしても,住み心地を保証してくれますか?(1)(
http://www.ii-ie.com/pastlog/lng0212/02110038.htm
)fkin 2002/12/01(日) 09:59:01 で下記のような引用(松村秀一:『住宅ができる世界』のしくみ,彰国社,1998.P.72)をお示ししたといううように,邸別設計・生産になっています.
*************************************
たしかに、プレファブ住宅の世界にも、昭和五〇年代に一種の流行となった「企画型商品」や近年の「低価格商品」のように、プラン、スタイル、そして各部仕様までがあらかじめ決められた住宅に、それらしい名前とキヤツチコピーをつけて販売するタイプの「商品」らしい商品もある。しかし現実には、ある構造上のルールのもとで平面計画を考えることの自由、またある選択範囲の中で部品や仕様を決めることの自由を保証し、全国各地の営業拠点に所属する営業担当者および設計担当者が住み手と話し合いながら個別に設計を進めていくタイプのものが多い。
「プレファブ住宅」といえば、画一的なプランやスタイルの住宅を大量に建設しているものと思っているひとがいまだに多いようだが、これは事実誤認である。持に地価が高く、一般に敷地が狭小なわが国の都市部で、しかも今日のように建替えの需要が中心になっている市場環境を前提にしたとき、繰返し同じものを建てるような方法だけで大量販売が成り立つわけがない。
一方、それほど個別に対応カを増していたのでは、品種を抑えてそれを量産することによるコストメリットが得られないのではないかという声も聞こえてきそうだが、これも的を射た疑間とはいえない。今日のプレファブ住宅メーカーの工場は、かつてのようにある種類の部品をまとめて見込み生産する方式から、注文を受けてからそれぞれの住宅に必要な数だけ生産する「邸別生産方式」に急速に移行しつつあり、「工場生産のメリット=計画的な少品種大量生産によるメリット」という単純な答えはあてはまらなくなっている。
****************************************
私自身時期は前後しますが,プレハブ3社と工務店2社と話をしましたが,設計の段階ではの要望に対する対応に違いは無いように思いました.
建て主の側から見た違いって,あんまり無いように思えたのですが.
ハリー
2004/09/23(木) 00:02:26
ひえ〜 いつのまにかfkinさまから返信が山のよーにきてるではありませんか。あんましめんどくさすぎてわたしのおおざっぱなのおみそではついていけません。
斜め読みした限りでは、
日本の住宅業界のパイが総体で減っている → 御意
プレハブのビジネスモデルは限界だろ → 御意
プレハブも工務店もあんましかわらんだろ → 御意
ということであんまし意見の相違はなさそかと。
というわけで拙宅の場合は、工務店でもハウスメーカーでもなく、ビルダーで建てました。ってビルダーの定義をはっきりとせよという追求には理数的な答えはございませんがね。
単につきあってて楽しいか、そうでないかの問題です。
それにしてもすごいですね。 以前fkinさまの追及の厳しさに以後松井御大も御無沙汰ですが、わかる気がします。(@@
noah
2004/09/23(木) 06:50:51
>ビルダーで建てました
ビルダーって英語ですがほとんど2x4で家を建てる人のことですか?
日本の林業はどうしても外国勢に比べて割高、なかなか使ってもらえない。最近では日本材で2x4の規格材を作っている製剤所もあると聞きます。実態は日本の軸組みの柱はほとんど外材である。丸太を輸入して日本で加工している。そういった柱は決して輸出されない。日本国内消費のみで終わる。軸組みはどうしても世界標準工法にはなりえない。
一方、2x4のほうはそのほとんどを北米から規格材木を輸入してそのまま使っている。スチールスタッドも標準化して(日本ではクローズ)商業施設ではどんどん使用されている。柱ではなくスチールパネルで壁を構築している。
そういう流れを考えるとこれからスチールスタッドがオープンになれば2x4をやる会社も増えてくるのではないか。 このスチールスタッドを使えば2x4の工作方法でビルも可能だ。高層H鋼のラーメン構造のビルでさえ間仕切り壁はこのスチルスタッド。これはもう世界標準になりつつあるのではないか。
ISOとかがおおはやりだが、国際的、多国間の技術のやり取りをスムーズにできやすくするためである。家づくりにおいてはより簡単で世界で通用する2x4工法が結局巾を利かせるようになってくると思えてなりません。どうなんでしょ?
???
2004/09/24(金) 21:56:46
イギリスのセルフビルドは軸組みが主流みたいなことが記事としてのってます。
http://www.master-builders.ne.jp/webnews/10/10business.htm
日本とは違う方法ですけど、やはり国によって違うじゃないですかね。ドイツじゃ木造住宅は少ないし。
ツーバイは北米標準であって、世界標準とまではなってないんじゃないかな?
fkin
2004/10/03(日) 08:40:44
noah氏 2004/09/12(日) 15:26:55
1998年 2003年
木軸他 73% 73%
プレハブ 17% 14%
ツーバィフォー 10% 13%
fkin 2004/09/18(土) 20:59:37
表7 一戸建(持家+建売)の工法比率
在来木造 2×4 プレハブ RC等
2002 0.687 0.104 0.152 0.057
2003 0.697 0.108 0.142 0.054
2003年のプレハブと2×4の割合の違いついて,理由を検討中です.
noah
2004/10/03(日) 11:02:11
fkinさん
これはやはり、木の家の方を好む施主が増えてきたためかもしれませんね。プレハブというと鉄骨が冷たくて細くてそういうものが見えて、どうもという人増えているような気がします。RCもどちらかというとオープン工法とはいえないし、丈夫がとりえですけど重くて基礎のお金もかかるし、冷たく感じます。
カタログや営業がどんなによくできていても何の足しにもなりません。現場がすべてです。
オープン工法で木構造の在来と2x4に一般人の好みがでてきているとしか思えません。(想像ですみません。)やはり、増築も改築も木構造のほうがやりやすいです。長く使ういい家の条件でしょう。
fkinさんは資料集めが上手ですから、多分その辺を突き詰められると思いますが。
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