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2018年8月7日

プラごみ、年3億トン発生

 世界でプラスチックごみのみ発生重が増え続けて年間3 億トンを超え、環境中に流出して観光や漁業にもたらす悪影響などの損害が年問約1 3 0億ドル(約1兆4千億円)に上るとの報告書を、経済協カ開発機構(OECD)がまとめた。
 プラスチックごみは一部が焼却やリサイクルに回るが、 投棄や埋め立てで環境中にたまる量も増えており、2050年には約120億トンに達すると予測している。
 OECDは「プラスチックの使用量増加や不適切な廃棄が環境に深刻な影響を及ぼしている」と指摘。使用抑制やリサイクル強化のため、レジ袋などの使い拾て製品の有料化や課税を各国が導入する必要があるとした。
 報告書によると、世界のプラスチックごみの発生量は、最新データの15年に3億200万トンに上り、1980年の焼く5千万トンから6倍に増えた。
 一方、リサイクル率は、現状で全体の15%程度にとどまっている。欧州連合(EU)は30%近いが日本は20%だった。
 OECDは「海に流れ出たプラスチックごみがアジア・太平洋地域の観光業に与える損害だけでも年間6億2200万ドルに上る」と指摘。海岸のごみの回収作業、 観光客の減少、漁業への悪影響などで多額の経済損失が生じていると分析した。
 さらに、海の野生動物の生存を脅かし「プラスチック中の化学物質が食品を通じて人体に入り、人間の健康を脅かすリスクもある」と警告した。
 報告書はリサイクルが進まない理由として、リサイクル品は質が劣ることや、関連業界に零細業者が多いことを挙げた。加工しやすくする可塑剤や、燃えにくくする難燃剤といった人体や環境に有害な物質が含まれていることも要因だとした。


       2018年8月6日 日本経済新聞

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